2020年10月29日、寝袋を購入して出発。
中央フリーウェイを走り、河口湖から富士山を見ながら
すっかりここは、秋の道。
樹の海を抜けて、たどり着いたのは田貫湖(たぬきこ)。
最近はどうも富士山に呼ばれているような気が
していて、近くまでやって来た。
夏に外で一夜を明かすようなことは
以前にもあったのだけど、
テントの中で寝袋に包まるのは初めての体験。
まだまだ手つかず、場合によっては食わず嫌いに
なってしまっていることはあるのだろう。
それにしても。
目の前の火を使って、ただ焼いて食べる。
これが一番。
費用や手間を考えると
今なんかキャンペーンを使ってホテルに泊まるのが
快適には違いない。
不便で、自分でやらなければ何もないキャンプ。
それを味わう、自由。
日が沈み、暗くなってしまえば
夜は長く月の明るさが良くわかる。
下がる気温と、朝まで持ち堪えられるか高まる不安。
焚き火で暖を取りながら、ワインを流し込む。
買ったばかりの寝袋の中は思いの外、心地よかった。
鳥の声で起きる朝、焚き火で焼くパンとコーヒー。
旅の幅が広がる気がした。
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