目標設定は大事です。
それは、自分が決めたものだから。
受け身ではなく、自分がなりたい像を決める。
大学院ではリーダーシップやモチベーションの
研究をしていました。
なぜ興味があったかというと、高校・大学とラグビー部
にいて、日々目標を持って練習に取り組むことで
どんどんうまくなる感覚を知っているからです。
ケガをしたり、スランプだった時、
練習前と練習後に日誌をつけて日々できたこと、
次の練習で意識して取り組むことを書き込んでいました。
その時は日々できなかったことができるようになる感覚が
あり、練習が本当に楽しかった。
それは義務でもやらされるものでもなく、
明らかに自分のために練習の時間を活用していました。
部活動でも仕事でも一緒だと思います。
自分で選んだものでも、ずっと続くといつの間にか
当たり前になって、主体的に取り組む感覚が薄れてしまいます。
いわば練習のための練習になってしまう状態。
同じ時間使うのであれば、そこから得られるものを最大にしたい。
だから今の自分と未来の自分をイメージして目標を立てましょう。
目標設定にあたり、意識できるとよい考え方を紹介します。
心理学の動機づけ研究においては、Lockeが
「目標とは、達成に向けてまず行動することであり、活動の対象や、
照準を含む」と定義しました。
Locke & Lathamは目標による遂行および結果へ採用する因果過程を
以下4つの機能から説明しました。
第一に、目標は遂行を方向づける機能を提供する。
第二に、目標は遂行に対して増強機能を持っている。
第三に、目標は遂行の持続性に作用する。
第四に、目標は覚醒や発見、そしてタスクを解決する優れた方略を
考え出し、それによって、間接的に遂行へ影響する。
具体的に目標を設定する際にはSMARTを意識しましょう。
■ Specific —テーマは具体的か
■ Measurable —定量的に測定できるか
■ Achievable —達成可能か
■ Result-based —成果に基づいているか
■ Time-oriented —タイム・フレームは意識されているか
それがゴールに向けてのコンパスになり、
自分が走りながら加速していく感覚が得られるはずです。