2010年10月24日日曜日

予想外を楽しもう。


夜が長くなってきました。


秋が深まる、と言いますが何か物事を掘り下げて考えるには
よい時期になってきているような気もします。


なんとなくこのまま年末に突入するのではなく
ジャンプの前に屈むように思考を巡らせて一段高く、
2010年をまだまだ楽しみたいと思います。


昨日の研修では『計画された偶発性:Planned Happenstance』
という言葉について考えました。


スタンフォード大学心理学教授のジョン・クランボルツにより
提唱されたキャリア論です。


ポイントは奇しくもスタンフォード大学でスピーチを行った
スティーブ・ジョブズの『点と点をつなげる』という話と同じです。


—予期せぬ出来事は、キャリアに影響を与える。

—起きた出来事、イベントを最大限利用すること。

—予期せぬ出来事を、わざわざ創り出していくこと。


予期せぬ出来事は突然の変化でもあり、抵抗が生じやすいものです。

それに対して、オープンマインドで学びながら主体的に取り組むことが
チャンスを掴むことにつながるという考え方です。


日々の生活の中においても、仕事においても、意思決定の積み重ねが
今につながっています。


時には失敗したと感じる判断をすることもあるでしょうが、
巻き戻して選び直すことができるわけではありません。

だからこそ、今歩いている道の延長線上を開拓していくことが
思いもよらなかった場所に到達することにつながります。


これはキャリアは計画通りに積んでいくことが基本的に難しい
という立場から論じられています。

ただ、計画をしても無駄というわけではなく、計画通りに進まない
という場合にそれを糧にしていくという考え方を持つことができれば
より多くのチャンスを掴むことができるということなのです。


さらに、予期せぬ出来事は自分からも積極的に創っていくことが
より多くのチャンスに触れるために必要だそうです。


自信を持って、オープンマインドでいきましょう。



2010年10月17日日曜日

「転職活動」から「転職」への確かな一歩


10月、過ごしやすい日々が続いています。

一方で、これから年末、それが終わったら年度末と
下半期は慌ただしい日々が多くなりがちかもしれません。

やることは多いですが、こういった時こそ追われるのではなく
自分から追いかけて、何かを掴んでいきたいと思います。

今日は「転職活動」と「転職」について書きたいと思います。

「転職活動」は応募、選考を受けて内定までの時期、
「転職」は内定獲得後から入社するまでの時期と
二段階のプロセスが存在します。

特に、現職中の方であれば現職を辞めて環境を変えるということが
いよいよ現実として目の前に迫ってくるのが「転職」の時期です。

自分が選ばれるかわからない中、何かを変えたくて、挑戦したくて
応募する以上、誰でも受かりたい、認められたいと思います。

そうして内定を勝ち得た時、自分がなぜそのポジション/企業に
チャレンジしたいと思ったのかということと、
自分の何を認めてもらえたのか、という点を整理することが
一歩を踏み出す上で重要です。

応募する、活動するというそのこと自体にも勇気とエネルギーが
必要なことだと思います。
自分を試すという意味では認められないこともあり、
痛みを伴うものでもあるからです。

だからこそ、「転職活動」から「転職」への大事な一歩は
納得できる状態で、自分の決断で前に踏み出し、
未来を切り拓いてもらいたいと強く思います。



2010年10月3日日曜日

水と緑の国、ラオス。


10月になり、2010年度下半期スタートです。

ラオスから帰ってきたら、突然のように夏から秋になりました。


今日はラオスの旅で撮った、写真をいくつか載せようと思います。
ちなみに写真は全てiPhone4で撮影しました。


メインはラオスの首都ビエンチャンからバスで11時間かかる、
ルアンパバーンという、古都で仏教の中心地。世界遺産です。




修行をしている僧侶が、早朝托鉢に歩きます。




メコン川の夕暮れ。雨季のため水の量は多く、流れも速いです。

また、首都ビエンチャンとルアンパバーンの間にバンビエンという
小さな町があり、そこで自転車を借りて現地の人の生活も覗けました。




ラオスは、アジアの原風景というか、懐かしさを感じる場所でした。


旅では全ての判断に責任を持つということの意味を痛感します。


あの判断でよかったのだろうか、と思うこともありますが
なぜ、それを選択したのか自分の中で受け入れ、消化できるように
日々過ごしていきたいと強く思いました。


そして、また旅に出ます。



2010年9月12日日曜日

遠くまで行くこと。深く考えること。


いよいよ明後日、旅に出ます。


毎年一度は海外に行っています。

いつもバックパッカーで航空券のみ、あとはその場で決めます。

自分が動かないと、何もできないしどこにも行けない。

言葉が通じなくても、わからなかったら聞かないといけないし、
必要があれば頼まないといけない。

移動時間は普段見ない景色を眺めながら深く思考することができます。
そして、旅をしながらいつも思い出す言葉があります。


『人生は短い。遠くまで行け。そして深く考えよ。』


冒険投資家のジム・ロジャーズの言葉です。


世界は広く、そこに行かなければ会えない人たちがたくさんいて、
自分の目で見なければ感じることができないものもたくさんあります。


だからこそ、旅は現地で感じたことを一番大事にしたいと思っています。


キャリア・プランニングは、外国旅行に似ています。
どれほど綿密な計画を立てて、日程や泊まる場所を決めても、
予定になかったことがいちばん面白いものです。
素敵な人と知り合い、ガイドブックに載っていない場所を
案内してもらえるかもしれないし、
列車に乗り遅れて、予定になかった小さな街を探検する
ことだってあるでしょう。
旅で記憶に残るのは、最初の予定にはなかった出来事のはずです。
途中で目の前に飛び込んできて、驚きをもたらす
予想外の出来事なのです。


今回はどんな予想外の出来事があるのでしょうか。

旅をしながら、自分のキャリアについても深く考えたいと思います。


9月14日にバンコクに飛び、夜行列車でラオスを目指します。
帰国は9月21日早朝の予定です。

いってきます!

そう、帰るところがあるから旅に出るんですよね。



2010年9月11日土曜日

自己分析〜R-CAP編〜


今日はGCDF(キャリアカウンセリング資格)の研修で、
研修受講前に受けたR-CAPの結果を見て分析しました。


R-CAPはリクルートの職業適性診断です。

就職活動の際に受けたことある人もいるのではないでしょうか。


簡単に結果をまとめてみます。



【Locus of Control】

※「仕事へのどんな関わり方を好むか」を見る指標

自分の周りで起きる出来事に対して

Internal:自分でコントロールできると思う度合いが高い

External:他者や運命にコントロールされている思う度合いが高い

どちらの傾向が強いかを測定。



結果は、Internal傾向が強い。

自分の周りで起こる出来事に対して、その責任をおく割合は
自己が86%、運命が14%、他者が0%という結果でした。



【Job Fitting Index】

※やりがいを満たす可能性の高い仕事(能力ではなく、興味・志向)

1位 アナウンサー・レポーター

2位 弁護士

3位 雑誌編集・制作

4位 作家・ライター

5位 ビジネスコンサルタント・アナリスト

6位 バイヤー

7位 心理カウンセラー

8位 医師・歯科医師

9位 広報・宣伝

10位 調査研究員


上記の職種の要素を分解してカテゴリー分類したところ、
個性を活かせる、クリエイティブな要素が含まれる

→人に何かを伝える、影響を与えることができる

→集団や組織の課題を解決する・変革していく

→社会を動かしていく

という志向性なのではないかと整理できました。


こういったテストから見える傾向は、受けるタイミングで
変化することがあります。


社会人になってからは、現在の仕事の影響も出ると思います。


もし、大学生の時に受けていれば今の結果と比べてみたい
と思いました。



2010年9月5日日曜日

英語(TOEIC記録と勉強法)


9月になりました。

2010年まだ4ヶ月もあるんだから、いろいろできると思いつつ、
ここまでの8ヶ月、できたこととできなかったことがあり、
それを踏まえて時間の過ごし方を考えないと、と思います。

最近、英語の勉強を始めましたという連絡をもらうことがあります。

勉強法は?と聞かれることもあるので簡単に記録をまとめます。


2009年6月:655点(LISTENING370/READING285)
2009年7月:800点(LISTENING450/READING350)
2009年9月:810点(LISTENING420/READING390)
2009年11月:735点(LISTENING440/READING295)
2010年3月:820点(LISTENING435/READING385)
2010年5月:745点(LISTENING380/READING365)
2010年7月:895点(LISTENING490/READING405)


【勉強方法】

■LISTENING
・通勤時にiPodに入っている英語を聞き流す
・家にいる時にBBCを聞く

■READING
・文法と読解用の問題集を一冊ずつ解く
また、月に1回〜2回試験と同じ形式で時間を計りながら
問題を解く。(過去にやった同じ問題でも何回も解く)
→試験を受けるのが一番トレーニングになります。


ただ、正直点数と実力がつりあっていないように感じています。

これからは読む・聞くという受け身の使い方ではなく
書く・話すというアウトプットの場を増やしていき、
同時に語学力だけではなく、
国際的感覚を研ぎすましていきたいと思います。



2010年8月29日日曜日

波に乗る。


もう8月最後の週末なんですね。

今日はタイトルそのまま、海に行ってきました。


初めてサーフィンに挑戦。

まずは、サーフボードを持って海の中に入っていく。

次にサーフボードの上で腹這いになり、
波が来たら、腕で水をかいて前に進み、
波に押し出されて前に進んだら立ち上がる。


波に乗ってサーフボードの上に立っている時は
何とも言えない感覚がありました。

新しいことを始めると、新鮮で発見があり、
最初できないことができるようになる感動があります。


ただ、そうは言っても時間の大部分は
また沖に向かって波に向かっていくことや、
波を待ってタイミングを計ることなどの
非常に地味なアクションに支えられています。


それって仕事と同じだな、と思いました。

地味で退屈と思えることでも、何か次につながる
行動になっているということですが、
これに気づくことがなかなか難しいですよね。


また、波はどんどんやってきますがどの波を選ぶか。

同じような波は来るのだから、チャンスを逃しても
次があると、海では言えるかもしれませんが
現実には次にどんなチャンスが来るかわからない中で
乗るか乗らないか、決めないといけません。

結局は自分が一生懸命、腕で水をかき、前を向いて、
立ち上がろうとするかどうか。

なんてことを海に入りながら考えてしまいました。


そして今も波の感覚が体に残っていてます。

新しいことは何でも挑戦してみるものだ、
と思った夏の一日でした。





2010年8月26日木曜日

チームのために何をする?


今日は振替休日、平日の世の中を感じてきました。


普段丸の内で、しかもほとんど外に出ないので
平日に外を歩くのは、気分転換の効果抜群です。

最初は買い物目的で新宿に行こうと思ったのですが
せっかくだし、と思い映画を観てきました。


INCEPTIONという映画です。

これから観る人もいると思うので、あまり内容にはふれませんが
チームを組んで、その中にはいろいろな役割の人がいます。

自分だったらどの役割がいいかな、と考えてしまいました。


大勢でどこかに出かける時とか、自分はどんな役割が多いか
考えてみると実はいつも似通ったりしていますが、
そういったことから自分に合った仕事を考えることもできます。


映画とかを観る際にも、この中だったら自分はこの役割かな
という視点で観てみるのもおもしろいと思います。




2010年8月22日日曜日

自分との約束。


今週、うれしいことがありました。

自分で立てた、目標が達成できたからです。


TOEICで850点以上を目標にやってきて、
去年の夏、何年かぶりに受けた時は650点でした。

その後、少しずつ点数が伸び、先月受けた結果が895点。


何より、1年間やってきた成果が目に見える形になったこと、
自分との約束を果たせたことに達成感がありました。

このことが一つの点になり、将来につながればいいなと思います。


そもそも、去年英語の勉強を始めたのには理由がありました。

リーマンショック後、マーケットの急激な変化についていけず
それまでの自分の仕事の進め方が全くうまくいかなくなったのです。


社会人になってから、初めてとも言える本当に苦しい時期でした。


その時に思ったことは、
苦しいのは成長のきっかけだから、素直に向き合って受け入れよう、
直近のことばかり見ていると下を向いて苦しくなってしまうので
少し先を見て、何かに取り組んでみようということでした。


具体的には、中長期的に自分がやりたいことを実現するために
今のうちに英語を武器として磨こうということに決めました。


できなかったことが、できるようになったと実感できるとき
一番充実感や達成感を得ることができます。


人から与えられた目標ではなく、自分との約束を守ることが、
はたらくを楽しむコツなんじゃないか、と思います。



2010年8月15日日曜日

航海に出よう


社会人にとっての夏休み、お盆期間が終わります。


最近だと、好きな時に夏休みを取得できる会社も増えていますが、
うちの会社は、ほとんどの人がお盆期間に休みます。

ただ、休みではない会社もあり、面接も組まれているため
グループ毎に何人かずつはいる必要があり、出社していました。

毎年こうやってお盆期間は出社して留守番対応をしています。
そして、その後に夏期休暇を取得して毎年海外に行っています。


今年は、9月中旬にラオスへ行きます。

タイ・バンコク往復の航空券だけ取って、あとは現地で全て決めます。


泊まる場所や移動手段を決めて行かないのは、
行く前に細かく決めすぎてしまうと、それにとらわれすぎてしまうし、
結局のところ、行ってみないとわからないと思っているからです。


今日読んでいた本※にも同じ様なことが書いてあって、
妙に納得してしまいました。


キャリア・プランニングは、線路を引いて駅を作るようなものではなく、
海で風をうまくとらえて、船を前に進めていくのに近いと思います。


キャリアコンサルタントは航海士として、
風を読み、嵐を乗り越えて一緒に前に進めていく役割があります。


そのミッションが果たせるように、今年の旅からも多くを学び、
自分を磨き高めていきたい、と思います。