夜が長くなってきました。
秋が深まる、と言いますが何か物事を掘り下げて考えるには
よい時期になってきているような気もします。
なんとなくこのまま年末に突入するのではなく
ジャンプの前に屈むように思考を巡らせて一段高く、
2010年をまだまだ楽しみたいと思います。
昨日の研修では『計画された偶発性:Planned Happenstance』
という言葉について考えました。
スタンフォード大学心理学教授のジョン・クランボルツにより
提唱されたキャリア論です。
ポイントは奇しくもスタンフォード大学でスピーチを行った
スティーブ・ジョブズの『点と点をつなげる』という話と同じです。
—予期せぬ出来事は、キャリアに影響を与える。
—起きた出来事、イベントを最大限利用すること。
—予期せぬ出来事を、わざわざ創り出していくこと。
予期せぬ出来事は突然の変化でもあり、抵抗が生じやすいものです。
それに対して、オープンマインドで学びながら主体的に取り組むことが
チャンスを掴むことにつながるという考え方です。
日々の生活の中においても、仕事においても、意思決定の積み重ねが
今につながっています。
時には失敗したと感じる判断をすることもあるでしょうが、
巻き戻して選び直すことができるわけではありません。
だからこそ、今歩いている道の延長線上を開拓していくことが
思いもよらなかった場所に到達することにつながります。
これはキャリアは計画通りに積んでいくことが基本的に難しい
という立場から論じられています。
ただ、計画をしても無駄というわけではなく、計画通りに進まない
という場合にそれを糧にしていくという考え方を持つことができれば
より多くのチャンスを掴むことができるということなのです。
さらに、予期せぬ出来事は自分からも積極的に創っていくことが
より多くのチャンスに触れるために必要だそうです。
自信を持って、オープンマインドでいきましょう。
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