着陸してドアが開くと、防護服の検疫官が乗り込んできた。
乗客の体温をチェックしていたようだ。
降りるとまず、健康状態やコロナ感染ついて質問を
受けて、検体容器を渡される。
次に、PCR検査。
これは日本で先日受けた唾液によるものではなく、
よくテレビで見た、鼻や喉の奥に長い綿棒のようなものを
突っ込まれるあのタイプだ。
すぐ終わるものの、あまりいいものではない。
それから入国審査を受けて、預け荷物を受け取る。
晴れているのにスーツケースが濡れていると思ったら、
ふんだんに消毒液が吹きかけられている。
プールのようなにおいが……。
そして隔離の申し込み?の書類を提出。
同じ行き先が6人になったらマイクロバスに乗り込む。
まあ、寒い。換気のために窓を開けて走る。
外の気温は1度だ。
少し時を戻すと、成田空港は人が少ないのに
チェックインは大行列だった。
陰性証明書や中国検疫のアプリ情報入力確認で
時間がかかったんだろう。
搭乗前には頼まれていた山崎のウイスキーなどを購入。
乗客割合はどうやら在留資格を持っている中国人が多数。
今は機内食も普通に出るが経費削減か
いつものハーゲンダッツはオレンジゼリーに姿を変えていた。
そして再び、大連。
海が見えてきた。
ここの冬は東京のように晴れが多い。
隔離生活を送るホテルは外国人の場合二つあるようで
街中と市内から離れた海の近く。
今回来たのは後者だ。
到着するとまずWeChatのグループを追加。
ホテルフロントへの連絡用と体温報告用だ。
同じ時期に隔離されている人の名前や健康状態、
ビールなどの注文をしている、などは筒抜け。
こういった管理は便利だし、ここではそれに対して
文句を言う人はいない。
そしてようやく部屋へ。
実はこの部屋の前に別の部屋に行った。
そこは少し暗く、少し狭かった。
後から部屋を間違えていたとのことでここへ。
何より、このベランダ!
海が少しだけど見える。
部屋から出られなくてもこれなら大丈夫。
少し模様替え。
食事は3食弁当で、何か他のものを頼みたい場合は
WeChatで頼めばいい。
今日、第一日目の夕食。
おいしく完食。運動しないとこれは太りそうだ。
外に出ないと時間は長く感じるのかな。
日本のテレビ番組を見て、実際の時間を見たら
1時間遅いっていうのもあるな。
ネットの不自由さはあるけど、この部屋で14日。
貴重な体験のはじまり。
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