2011年12月31日土曜日

深める探す2011


府中の実家で迎える大晦日の朝。

相当久しぶりだなー。大学生の頃以来かな?


2011年の振り返りで手帳を見たり、
フェイスブックやブログを見直したり。


ここ数年のうち、これほど長く充実させられた
一年はないな、と思う。


新しい出来事や発見がたくさんあったから。


小学生の頃、夏休みも一年もけっこう長かった。


それは日々新しいことを見つけて、
それを消化しようとエネルギーを使ってるから
なんだって。


だんだんと一度は経験したことが増えてきて、
そうするといつの間にか時間は速く過ぎ去る。


今年のテーマは「深める探す2011」。


一年間この言葉を忘れることなく、365日目。

今年の山頂から、登ってきた道を振り返ろう。


・上智大学次世代委員会の活動

・次世代キャリア白熱教室の主宰(3回実施)

・大人の運動会(企画・準備・運営)

・ビーチフットボール(チームFUSIONへの加入)

・学生の就活相談実施

・GCDF(キャリアカウンセラー資格)合格

・ニューヨークとワシントンD.C.へ両親を連れて行く

・北京で大学ラグビー仲間の結婚式に参加

・3.11後福島いわき出身の祖母が亡くなる

・9ヶ月後の陸前高田で希望の松と出会う


他に、数字で残っているものもある。


ランニング距離:307.1km(Nike+で計測)

Twitterフォロワー数:1260⇒1880

Facebookフレンド数:145⇒885


一年365日あると、本当にいろいろできるなー。


特に深められたんじゃないかと思うこと。


上智大学の学生と卒業生をつなげていくこと、
社外でもキャリアに関する相談やイベント開催、
大人の運動会で濃い仲間を得られたこと。


やっぱり人が好きだし、日本が好きだし。

仕事して誰かに喜んでもらえることがうれしいし。


自分に起こる全てのことには意味があって、
向き合ってぶつかれば誰かが応援してくれて、
きっと新しい扉が開けて。


2012年が楽しみで仕方なくなる。


2011年に関わった全ての人や物事に心から
「ありがとう」。





2011年12月25日日曜日

心に刻む3.11の記憶と希望の松


2011年も残すところ数日。


いつにも増して日々が過ぎるのを早く感じる。


今年のことを振り返る機会も多くなる。


そこで、絶対に忘れちゃいけないこと
そして、忘れたくないことに気づく。


3月11日のこと。



だからどうしても今年、
自分の目で見て、
自分の足で歩いて、
感じたことを心に刻みたい。


そう思った。


12月23日、衝動的に東北新幹線に乗っていた。




一人で今行っても何ができるわけでもない。
そんな中ただ行くというだけで行っていいのか。


少しの迷いもあった。


最終的には、
3.11を遠くの出来事のままで
自分の記憶にしちゃいけない、
したくないと思った。


だから決めた。



「陸前高田に行って津波に耐えた一本の松に会う」


12月24日の朝、盛岡駅前からバスに乗った。

3時間30分ほど山道、雪道を走って陸前高田に到着。

丘の上のバス停から坂道を下って歩く。


そして見えてくるのは、巨大な工事現場のような光景。


ショベルカーと、コンクリートと骨組みだけの建物。



以前家がたくさん建っていたであろう場所は
今は田んぼのように、水がたまっている。




そして、見えてくるのはあの一本松。


高田松原で唯一生き残り、堂々と立っている。


思ってたより背が高くて、遠くからでも姿が見える。




奇跡の一本松とも呼ばれているけれど、
あまりにも当然のように、力強く存在している。





使命感を持って、
何かを待っているような、
もしかしたら自分を待っててくれたのか。



そんな不思議な感じがした。


希望の松はたくさんの海水を吸ってしまって
長くは生きられないそうだ。


でも、人の記憶の中で生き続ける。


忘れずに、見上げながら前に進んでいこう。


2011は終わっても、3.11は終わらない。



【盛岡から陸前高田へのバスでの行き方】

盛岡駅前8番のバス停から朝7:10発の盛岡大船渡線

世田米駅前で陸前高田住田線に乗り継ぎ

鳴石団地前で下車、10:45着。

バス停から一本松までは坂を下って徒歩30分ほど。

帰りのバスは鳴石団地前15:50発、盛岡駅前19:20着。

料金は往復4,000円の割引乗車券あり。

※補足※
鳴石団地前のバス停近くにプレハブのローソンが
あるが、それ以外に寒さがしのげる場所はほぼない。



2011年11月27日日曜日

石倉洋子さんの"Go global!"


「船出は今!」


力強い言葉をもらいました。


上智大学にて石倉洋子さんのセミナー。

グローバルキャリアをテーマに話していただきました。


あまりに響く内容だったので、
特に印象に残った言葉をまとめておきます。


「どうやってグローバルキャリアをデザインするか?」



これからは個人の時代。

これまでがどうだったかよりも、未来を創造していこう。


オープン化により、ORをANDに。

一つの専門性だけではなく、様々な分野を掛け合わせて
自分の言葉で考え、発信できるようになろう。


そして、自分のユニークさを確立しよう。

ハードな側面(客観的に見える部分、経歴)よりも
ソフトな側面(自分の好きなこと、得意なこと)に
目を向けていこう。



「学び続ける力こそ21世紀に必要」


【明日から磨ける5つの力】

1.現場力、2.表現力、3.時感力、4.当事者力、5.直観力。


それを支えるのは、基礎体力とバランス感覚。



「恐れずにジャンプしよう!」


大きな決断をする際には、自分の感覚に従えば
やりたいことはわかるはず。


心配事は後からつぶしていけばいい。


メリットやデメリットを整理して比較しようとしたら
人は現状維持するための理由を見つけてしまう。


不確実な領域に挑み、違いを体感しよう。

それ自体に価値がある。


そして、本日の学びから決意。


「今」からできることを行動に移していこう。

それを継続していこう。


感じるだけじゃなくて、やるのは「今」!



2011年11月20日日曜日

次世代キャリア白熱教室・秋


11月19日(土)、ワールドカフェ開催しました!


嵐の中、集まってくれた参加者のみなさん
本当にありがとうございました。


今回のキーワードは「グローバル」。
このキーワードを聞く機会は急激に多くなりました。


ただ、言葉に対する共通認識はまだないような気がして、
それならみんなで考えてみようというのがきっかけです。


これから就職活動の大学生、
外資系企業ではたらく社会人や
総合商社で海外を飛び回っている人など
多彩な顔ぶれ。


まずは、「日本人らしさ」というテーマから。


物事を正確に進めること、
現状を改善していく能力が高く、
結果よりも過程を重視し、
失敗を怖れる傾向がある。


参加していたテーブルでは、そんな意見が出てきました。


次に、「グローバル人材とは」というテーマで話しました。


最近よく聞く言葉ですが、
どんな人を指すのか
イマイチよくわからない。


英語ができる人っていうだけではないはず。


語学以外にも相手の価値観やバックグラウンドや
タイプに合わせて自分の伝えたいことを理解してもらえる
高度なコミュニケーション能力を持っていることが必要。


そして、変化をチャンスと捉えられる柔軟性とタフネス。


地球規模で物事を考えられるだけの、
広い視野を持ち、過去に学びながらも、
新しい未来を創っていける人。


今後のグローバルは宇宙も含まれるはずという意見も。


最後のテーマは、「グローバルキャリアと私」。


自分は今後どうなっていきたいのか、
どんな能力を身につけていきたいのかを考えてみました。


これは、自分の思いですが。


どこにいても、世界のことを考えて仕事することはできる。

ただ、どこに行ってもファンを獲得できる人になりたい。


日本人として、海外でファンを獲得するということで
日本に来たいという外国人が増えたらいいな。


個人が自分の力を一番発揮できる場所で、国境を越えて
地球や宇宙の未来のことを考えてはたらくようになる。


そんなことを考えるとワクワクする。


フィールドは広い。伸び代はまだまだある。


今回もワールドカフェ、

『次世代キャリア白熱教室』

交流の中でたくさんの気づきをもらいました。



2011年11月5日土曜日

16年後の1105


何年経っても忘れられない日がある。

その日が来る度に思い出す。

あの11月5日から16年。

高校ラグビー最後の公式戦、東京都大会準々決勝。

あの日の空の色と、トライの感覚は今でも思い出せる。

高校3年生の秋、あの頃一日が本当に長かった。

将来のことは、きっと何も考えていなかったな。

16年後の自分を想像する隙間は1mmもなかった。

その分、今日と明日に全力だった。

1105はそんな時間の流れ、感覚を思い出させてくれる。

毎日自分のギリギリまで何かをやってみる。

きっと今でもできること。

2011年はあと2ヶ月を切った。

『深める探す2011』が今年のテーマ。

最後まで走り切らなきゃ、あの日を越えられない。

16年前と同じような空を見て思う一日。



2011年10月18日火曜日

北京で再会


いってきました、中国。


10月7日に友人デーブの結婚式があり、北京へ。


デーブはアメリカ人。


上智大学に留学生として来ている時に
ラグビー部で一緒にプレーしてました。


現在は、香港で法律関係の仕事をしているようで
結婚式は新婦の出身地である北京で行うことに。


ということで、東の京から北の京へ。


もう一人、デーブと仲の良いラグビー部同期は
現在インド勤務、ニューデリーから飛んできて集合。


結婚式は金曜日の朝、教会で。




これは日本でもおなじみ、アメリカンスタイル。
写真の子どもたちは、親戚の子どもたちです。


その後、バスで披露宴会場に移動。
披露宴は中国式と聞いていたものの、違和感なし。


ケーキ入刀やビデオ上映、友人のスピーチなど。


あれ?あ、あれは違うぞ。


席の配置。

新郎新婦の両親席は最前列中央のテーブル。

そして。


デーブの友人はアメリカ人や日本人だから
みんな着ているのはスーツ。


でも新婦側、中国人のみなさんは普段着。

いや普段着というか部屋着といってもいい位の、
かなりリラックスできそうな服装。


おー、なるほどこれが中国式なのね。
まあ中華料理美味しいし、いいじゃないか。


???


あれあれ??


普段着の中国人のみなさんがいつの間にか
いなくなってる!!


どうやら、食べ終わったら帰るみたいです。


だから新郎新婦のあいさつが最初にあったのか。


クライマックスに向けて盛り上げていく、
場を締めるっていうのは日本流なんですね。


そういえば、日本語って最後に述語。
中国語は英語と同じで結論は先に、
の言語だからかなと勝手に分析、もとい、推測。


あと、八が縁起のいい数字ということで
結婚式の開始が10:08、披露宴開始は11:38。
夜のドリンクパーティーは21:08からという徹底ぶり。


まあ、時間設定はそうだけどその時間に
始まるわけではなく、大体遅れてましたが。


土曜日の夜にもディナーがあって、
中国人・香港人・アメリカ人・日本人と
入り交じって楽しい時間を過ごせました。


デーブ、ありがとう。そして、おめでとう。







2011年9月29日木曜日

2011年NY&DCへの旅


初めてのアメリカ、いってきました!


・念願のセントラルパークランナーデビュー

・金融の街マンハッタンを社会科見学

・9.11の式典とワールドトレードセンター跡地訪問


などなど、盛り沢山の旅。


見所が多すぎて、毎日たくさん歩いてました。


もしこれからニューヨークに行く人、
観光したい人には
「NEW YORK City PASS」がオススメ。


メジャーな美術館や博物館、
ビルの展望台、
そして自由の女神に行くことができて
一つ一つチケットを買うよりもかなりお得。


PASSには含まれないけど
ブロードウェイのミュージカル、
ブルーノートのジャズも
わからないなりに楽しめました。




「メロディーを聴くのではなく、リズムを感じるもの」


それがジャズなんだと教えてもらいました。

そして、
ワールドトレードセンタービル跡地。


今年の9月11日は10周年、
当日の式典は大統領も来るので
近づけず。

12日に行きました。




グラウンド・ゼロとも呼ばれますが、
ここには今では新しいビルが建てられていて、
もはやゼロではない。


人間の強さを感じたような気がします。


ワシントンD.C.はホワイトハウス、
連邦議会議事堂、
たくさんあるスミソニアンの美術館や
博物館が見所ですが
観光にはお金がかからないのが素晴らしい!


特に、
飛行機・宇宙好きにとって航空宇宙博物館は
アドレナリンが溢れてくること間違いなし。




ライト兄弟、
リンドバーグ、
零戦、
帰還したアポロ。

月の石にも触ることができる。


別館が少し離れた所にあり、
そちらには行けなかったので
今度是非行ってみたい!


アメリカに行ってみて、
節電してなさすぎて寒いなとか、
チップがここまで根付いている国は
実は初めてだなとか、
みんなコーヒー飲み過ぎだろとか、
感じつつ楽しかった!


チップの習慣って、
でも、どうなんだろうな。

タクシーもレストランも15%位を
税金とは別に払うのだけど
その分増税したら、
国の財政は良くなるんじゃない?

もしくは、
チップ無用のタクシー会社があったら
これは流行るんだろうか?

なんて、
アメリカにとっては外国人ならではの
発想をしてみたり。




今回の旅はアメリカのほんの一部しか見ていないけど
たくさんの人種が移り住んできて、
できた国ならではの
懐の深さや大きさは感じることができました。


今度は西海岸にも、いってみよう!





2011年9月8日木曜日

バックパッカー、NYへ!


朝と夕方の涼しい風、空の色。


夏は新しい季節に追われてる。



そんな中、夏休み!


今年はニューヨークとワシントンD.C.へ。


「アメリカ?どうしたの、今年は。珍しい」

と言われるけど、珍しい???


2010年ラオス
2009年キューバ
2008年エジプト


っていう行き先の選び方からして
今年はアフリカか南米かって思われていたのかも。


たしかに一人でバックパッカーならきっとそうしてた。


でも今年は一人ではなく、両親と妹と家族旅行。


前からアメリカに行きたがってた両親(特に母)の
リクエストに応えて、

今回はガイドと通訳を兼ねつつ
もちろん自分自身が最高に楽しむつもり。


ランニングシューズは持っていこうかな。

セントラルパークをニューヨーカーと走ってみたい。


実はニューヨークって初めて覚えた外国の地名。

もちろんアメリカという国の首都だと思ってた。
(ニューヨークという名前のお菓子もあったような)


その頃は外国人=アメリカ人だったし、
レーガン大統領にロサンゼルスオリンピック、
カールルイス。


アメリカのことはテレビでたくさん見てた。


アメリカはいつでも行けそうだから、
と思って旅の行き先には今までならなかったけど。

いざ行くとなると自分の中での外国、の原点。


それにしても。



あの9.11から10年。

そして、あの地震から半年という日を家族で
ニューヨークで過ごす。


感謝しよう。そして思い出を共有しよう。


いってきます!!!



2011年8月28日日曜日

ゲンキを、リレーしよう。


「ペイ・フォワード」


昔観た映画のタイトルだけど、
最近この言葉をよく耳にするようになりました。


“誰かのため”は、リレーできる。


ソーシャルメディアによって可視化されるようになり、
事例が共有されやすくなったからかもしれません。


自分が世界に向かって何かしらのアクションをとれば、
時に多くの人の共感を集め、大きなうねりになる。


だから、自分自身が全力で走ったり笑ったりして
周りも巻き込んで、元気の輪を大きく広げていきたい。


そんな想いから友人たちと企画・準備してきた
イベントがあります。




日時:2011年10月15日(土)※雨天決行予定

場所:新河岸陸上競技場(板橋区)

申込期限:2011年9月4日(日)※定員300名



綱引き、選抜リレー、ムカデ競走などなど
定番の競技でチーム毎に点数を競い合います。


運動会はいつになったって、楽しい!


ワクワクと本気と元気のうねりを創り出そう。
そして、自分の周りに伝えていきたい。


〜ゲンキを、リレーしよう。〜



今週末岩手に行き、
改めて3月11日を思い出しました。

そして、このイベントをやりたいと考えたきっかけ。


できることを精一杯やろう、そして何かを届けよう。

それが原点でした。

たくさんの参加をお待ちしています!



2011年8月16日火曜日

次世代キャリア白熱教室・夏


「はたらく」について考えるワールドカフェ
8月13日(土)に開催しました!


今回は赤坂キャリア塾とのコラボレーション企画。

大学生と社会人が混じって、アイリッシュパブにて
ディスカッションを行いました。


テーマは以下の3つ。

・「はたらく」とは

・今までの「はたらく」とこれからの「はたらく」について

・これからどのように「はたらきたい」のか

まずは自己紹介から行います。




マインドマップを使い、
自分が好きなモノ・コトを
中心に話してもらいました。


その後、
一つのテーマについて40分ずつ、
テーブルあたり5〜6名で自由に話し合い
キーワードや印象に残ったことを模造紙に書き込みます。




一つのテーマについて話し合いが終わったら、
テーブルに残る人を決め、
それ以外の人は別のテーブルに移動。


残った人は新しいメンバーを受け入れ、
先ほどどんな話をしていたのか共有し、
次のテーマでのディスカッションがスタート。


白熱しています。




そもそも「はたらく」の語源って何なんだっけ?


ということや、


やりたいことがわからないといいつつも、
人は日々何かを選択し、
他の可能性を排除して生きている。

だから、
やりたいことが目の前にあれば人はそれをやるんだ。


という話も出て、それぞれの価値観を共有し
全員が何か気づきを得られたのではないかと思います。




キャリアは、自分の目の前にレールを敷くことではない。

自分が今まで歩いてきた足跡がキャリアになる。


だから「生きる」ことそのものだし、
それはまさに「旅」。


旅の途中で出会った人から聞いた話で次の日の行き先が
変わることもあるし、行動を共にすることもあります。


それが旅の醍醐味。


ただ、遠くに行かなくても旅はできる。

だから、歩き続けよう。