2020年10月20日火曜日

水流れる城下町金沢を歩く


金沢二日目。


まずは市場散策を。

結局は、市場近くの食堂へ。
















地元の人に愛されている気配がしたので突撃。

我ながら、いい嗅覚。


ここに住んでいる人は市場内では食べていないのが

わかったから。その周りにいい店がある。


食後は、ここでコーヒーを。
















それから石垣を眺めながら歩く。

いろんな城を見てきたけど、金沢城の石垣は見事。


さすが外様大名最高の財力を持つ城下町。














前田利家公は神出鬼没。

こちらは金箔をまとって。




金沢一の繁華街の方を抜けると、

城下町の際の川沿いに出る。
















後ろ髪に高貴さを感じさせる。














川を渡ると、にし茶屋街。

そこから、忍者寺の異名を持つ妙立寺へ。















ここは予約すると中を見学できるのだけど

写真が撮影できない。


ただの寺ではない。ここは城の役割を持つ。

金沢に来たら行ってもらいたい場所。


特に外国人観光客なら、衝撃とともに喜べる

ことは間違いない。













にしからひがし茶屋街へ。

ここも昔ながらの建物がよく保存されている。


17時過ぎると店が閉まってくるので早い時間に。



夜はまた訪れたい店に出会えた。












「くつろぐ」は靴を脱ぐことから生まれる。


脱ぐことで、素の自分がどうしたってにじみ出る。


そして。


健康というのは、


食べること、動くこと、純度の高い言葉


によってつくられるものだと思う。


足るを知る一日。




2020年10月19日月曜日

越前国から加賀国へ


新しい場所へ。

羽田から小松までは飛行機で1時間もかからない
というのに、

福井から金沢までは各駅停車で1時間半かけて。

こうやってわざわざゆっくり移動するのが旅の醍醐味。


もう15年以上経つだろうか。



















小さい秋が見つかる金沢。
自然が多く水が流れる金沢。
新幹線デビューで垢抜けた金沢。






















まずは甘いものからスタート。






















尾山神社でお参り。






















前田利家公にご挨拶。



















金沢城の青と緑。






















色付く。

いいなあこの街。ずっと歩いていられそうだ。



夜は、歩いてふらっと入った店で加賀百万石を堪能。


















こういうところで旅勘は存分に活かされる。

てきぱき動くカウンター向こうには台湾から金沢大学への
留学生がアルバイト。

法律を学び、台北で立派な弁護士にきっとなる。


歴史と未来が交錯する街、金沢。



2020年10月18日日曜日

谷の暮らし、山の教え。


旅は続く。

未知の場所に来ると普段だとしない行動が
できたり、ふと新しいことが思いつく。






















なぜ、ここを選んだのか。


降り立って、その印象がないからということと
もう一つ、来たかった場所がある。


福井にある、永平寺。



まず、バスで一乗谷を経由。
戦国時代の街並みが復原された場所を見学。






その当時に行き交う人たちを想像しながら歩く。























谷で暮らす人たちは、どうやってその地を
守ろうとしたのか。

冬はきっと厳しかったのだろう。


そして、またバスでいよいよ永平寺へ。
まさに山の中。

バスを降りて参道を上がっていく。







ここから。
きれいな水の流れと、巨木と地面まで覆われた緑から
力強さを感じる場所。












仏教の宗派というのは家ごとに受け継がれ、
既に決まっているという家も少なくないだろう。


うちは曹洞宗。







ただ受け身にならず自分で見て判断をしたい。
そんな気持ちもあって、足を運んだ。

もちろんそれですぐに何かがわかるということでもなく、
新しいものにも触れてみながら少しずつでも
見えてくればいいと思う。


日本では「宗教」というと必要以上に身構えてしまう
ところがあるが、生活のすぐ近くにあるものだし、
壁を作らずに考え方や由来などについて知りたいと思う。



さて、今日はよく歩いてよく食べた。







永平寺はさすが、水がきれいな場所。
そばがおいしい。


そして、福井に戻ったら昨日と同じあの喫茶店へ。
マスターと話しながら夜の食事処の情報収集。







どうやら、地元の人に愛され予約しないとなかなか
入れないという寿司屋があるという。


混みそうな時間をずらして、飛び込み成功。







吉野寿司さんの特上にぎり、納得の満足感。
福井を満喫し、明日はまた新しい場所へ。






2020年10月17日土曜日

どこまでも青い空と断崖絶壁の東尋坊。


旅先では普段できないことができる。

朝ラン。












こんな空を見ながら。
幸橋から足羽川へ。






そして空があまりに青いので日本海に呼ばれて。
たどり着いた断崖絶壁は東尋坊。







海面から見るこんな感じで。






上から見るとこんな感じになる。







もちろん海鮮は欠かせない。
観光地だけあってGOTO地域共通クーポンが使える。



ごちそうさまでした。



バスと電車を乗り継いで福井に戻る。
駅前の観光案内所で明日の行く場所を相談してみよう。



もう、熱心に。他に人がいなかったからだろうけど
一人に対して二人のお姉様方が提案をしてくれる。


一つ聞いたら本当に十教えてくれるほどに。


近くのオススメ喫茶店も聞いてみた。


















BON COFFEEさん。自分では見つけられなかっただろうな。
おいしいコーヒーをいただいていたら、
なんと、『キングダム』が全巻揃っているではないか!






どーん!


これは読み始めると危ない。
マスターと話すことで、回避。

福井事情についていろいろ教えてもらった。
こんな会話が心地いいなあ。


そして長い一日は過ぎていく。
明日はどんな出会いがあるだろうか。



2020年10月16日金曜日

サンダーバードと、越前の夜。


旅の初日。


まずは新宿からバスで羽田空港へ。

確か、西口に乗り場があったはずだ。


念のため調べてみると、乗り場は「バスタ新宿」に

移転したらしい。危なかった。


羽田空港から小松空港までは1時間ほどだ。


飛行機でこんなに感慨深いのは初めて乗った時以来かもしれない。

もともとこれだけ大きく重いものが浮くことが信じられないことに

加え、関わる人たちのことを思うと、本当に容易じゃない。


「飛ばしてくれてありがとう」


そして、これから遭遇する未知への興奮。


「北陸どうでしょう」と名付けた今回の旅の幕開け。


小松空港に到着したらバスで福井まで行くつもりだったのだけど

運休とのことで、まず小松駅へ。そこから特急サンダーバード。












特急券を買うのに並んでいたら、駅員さんがわざわざ出てきて

並んでない方で帰ると教えてくれる親切さがうれしい。


過去に通過したことはあるのだろうけど、自分の中では未踏の地

である福井はどんな所だろう。





 







福井は路面電車が走る街。

大連を思い出して、もうそれだけで十分親しみを感じられる。












初めて来た街をなんとなく歩くのが好きで、

特に少し細い道。


ホテルにチェックインすると、地域共通クーポンを

もらえた。












これを持ってまた歩き回る。

どうやら、使えるお店は多くない印象。


ただ、使える場所を探して選択肢が狭まるのは

どうも違うと、最終的には直感で突撃する。



入ったお店で聞いたら、小さい店ではなかなか

追いついていないそうだ。



美味しい刺身を食べて、最後はやっぱり。












しじみラーメンで締める。


明日からの予定はまた空模様を見ながら決めよう。




2020年10月12日月曜日

まだ一年、もう一年。


一年。


2019年は台風の日だった。

2020年の空はとても青く、優しい風が吹いている。


父が台風に連れて行かれてしまったその日、
近くにいることができなかった。


今年は巡り合わせで、父がいるはずの家で過ごす。


できることは、思い出すことだけだろうか。



当たり前の存在のありがたさ。


特にこの2020年は、移動が自由にできないことで
近くにある、会えることに目を向ける機会になった。


今を見るということ、
できることをやってみる、
晴れている日には外に出て走る、
目の前にあるものをありがたく受け入れる。


長いようで、あっという間の一年。


今日の積み重ねは何かを失い、何かが得られる。

同じようで、変わっている。


それでいて、十年経ってもあせない。













2020年9月28日月曜日

異質で広げる世界


中華圏で2012年から仕事して生活してきた。


異文化で現地の人たちと一緒に何かをやるという
ことは、思ったようにいかないこともある。



自分の経験から言えることは、


「人として同じだという前提を持ち、違いを受け入れること」


通じ合える、ギャップは埋められるという意識を持つ。


逆に、


「最初から違うのだという前提で、同じところを評価する」


こうしてしまうことは、相互理解を放棄するのと同じだ。


違うと最初に決めてしまうことは、
受け入れているようで
受け入れていないどころか、
「自分が正しい」と
考えてしまっている際によく起きる。


大事なことは、目線を合わせるということだと思う。


同じ場所に立ち、優劣はない。


異なることや違うこと、未知の価値観を恐れ敬遠しないこと。


日本国内にいても、これからますます多様な価値観に触れる
機会は増えていくはず。


壁を作らず、異なる何かで世界を広げるきっかけに。



2020年9月13日日曜日

台湾ドラマ『一千回のおやすみを』で学ぶ中国語


台湾ドラマ『一千回のおやすみを(一千個晚安)』

をNetflixにて視聴しました。


映像が美しく、二度行ったことがある台湾に

また行きたいという気持ちが高まるとともに

中国語の台詞も魅力的だったので、いくつか紹介します。



※実際に台湾で用いられるのは繁体字ですが、

広く学ばれている簡体字で書きました。

日本語訳もNetflixの字幕訳とは違い、オリジナルで翻訳。



人生啊,每每走到某个关卡的时候都会想回到原点。

找回从前那个用不改变的东西,重新整理再出发。


人生において、次のステージに進もうとする際には

いつも原点に帰りたくなるものだ。

ずっと変わらないものを見つけ出し、整理して再出発するために。



人生的旅行最重要的就是学会照顾自己的心。

要先把心放在一个正确的定位上。


人生という旅路において最も重要なのは、自分の心に注意深く

向き合えるようになることだ。

まず心をあるべき場所に置かなければならない。



这个岛上的山很高,还很宽。但最美的风景是人。

美在故事,美在人心。


この島の山は高く、そして雄大だ。しかし、最も美しい景色は人。

人が生きてきた証や、人の心に美しさが宿る。



家是一生中最美好的地方。是你不论出门走得多远,

最终一定会回去的原点。


自分の根がある故郷は一生でかけがえのない場所だ。

どれだけ遠くまで離れたとしても、最後には必ず帰る原点。



まさに台湾の美しさや人の優しさにあふれている

ドラマで、オープニング曲も耳に残りました。







台湾の中国語は標準とされる普通話と比べると

日本人には発音がしやすく、スピードも大陸と比べると

少しゆっくり感じられるので中国語を勉強している方に

台湾ドラマはオススメです。




2020年8月25日火曜日

パンダ中国語学校との提携プログラム


中国語コーチを行っている中で
より広いレベルへの対応とニーズに応えるため
大連のパンダ中国語学校と提携しました。


オンライン中国語教室


中国語を学ぶ目的や、特に伸ばしたいスキルによって
オーダーメイドで適した学習プランをご提案します。


また、渡航が自由にできるようになれば
大連への短期留学なども組み合わせて実施が可能です。


・中国語と合わせて文化や習慣の違いも踏まえて
 コミュニケーションを取れるようになりたい


・少し空いた時間を使って中国にいる講師と
 会話や発音を重視したレッスンを受けたい


・今後中国に留学や仕事の機会を創りたいので
 現地の情報収集もしながら勉強したい


それぞれ希望に合わせて講師や教材の選定と
レッスンの内容のすり合わせを行います。


<お問い合わせ>
リレーワークス株式会社
https://www.relayworks.jp/contact

Twitter*DM
https://twitter.com/Hi_D_Tsuruoka


お気軽にご連絡ください。



2020年8月12日水曜日

未知とメンタル


7月から走るようになって、すっかり習慣になった。

しばらくステイホームで運動不足なのもあり、
はじめはペースもわからず苦しかった。


そこで、ある疑問が生じてきた。



たとえば、
100メートルしか走ったことがないのに
ある日10キロを全力で走れ
と言われたらどうなるだろう。


ペース配分も距離の感覚もわからない中で
ベストを尽くすというのは簡単ではない。


100メートルの全力を基準にしながらどこまで
行けるのか試していくしかないからだ。


結果、途中で力尽きて止まってしまうかもしれない。


それを「メンタルが弱い」と言うだろうか。


スポーツの場面ならば、逆に賞賛されるかもしれない。


ただ、日常やビジネスにおいてはそうではないだろう。
できないことを精神力やストレス耐性の弱さで
語られてしまう場面は少なくないように感じる。


メンタルは目に見えないが、人の資質として
ある種の指標になっているが、本当に
それがふさわしい場面なのかどうかは見極めが必要。


知っているか、知らないか、に起因することもある。


そのギャップの存在に気づいているか。


中国語では、コミュニケーションの意味に
“沟通”の字を用いている。


日本語にすると、「溝を通す」だ。


つまり、ギャップが存在するところに
何かしらの手段で歩み寄り、意思を通じ合わせる
行為がコミュニケーションなのだ。


自分で勝手に相手も同じだという前提を勝手に
作り、思い込んでいないか。


違いを認めることが第一歩。























そして、走り続けることができる時間や距離を
これから伸ばしていけるか。


メンタルに頼らず、
新しい領域を少しずつ知っていきたい。