2011年5月22日日曜日

次世代キャリア白熱教室やります!


白熱教室。


ハーバード白熱教室に続き、
スタンフォード白熱教室を見て思うのは、
コミュニケーションのスタイルについて。


ハーバード白熱教室はいかにも大学の大教室で
一人の教授と向かい合う大勢の学生による一対一の応答。


スタンフォード白熱教室では、
学生同士のやり取りが主で
教授は全体の仕切りと促進役(ファシリテーター)。


それぞれ、
求められるコミュニケーション能力は何だろう?


質問されたことに対して、
簡潔そしてロジカルに答えるスキル。

相手の意見と自分の意見をぶつけ合い、
より良い解を生み出す力。


様々な要素があります。


そんな中で、これから重要度が高まるものって何だろう?


『場に応じて適切な自己開示を行うことができること』


ではないだろうか。


最近自分自身、強く意識していることです。


ブログを書くということももちろん、
フェイスブックやツイッターなど、
自分を表現・開示する機会は急激に増えています。


大切なことは、
自己認知をベースにして目標になる方を向いて、
自分の言葉で語り続けること。


そのことで、
同じ方向を目指す人たちと知り合う機会が
本当に多くなりました。


そして、白熱教室。


知り合った人たちに協力をいただきながら、
『次世代キャリア白熱教室』とも呼べるイベントを
6月1日に上智大学にて開催することになりました。




ワールドカフェというスタイルで、
参加者全員が自分を表現しながら、
違う視点にも触れて
何らかの気づきを持ち帰ってもらうことを目的にしています。


自分にないものをたくさん吸収できるチャンス。
ありのままをちゃんと、自己開示することからはじめよう。



2011年5月15日日曜日

Neo Sophians' Festival 2011


やり遂げた充実感。


仲間と力を合わせ、準備してきたことが実を結び、
人と人のつながりを創り、強くしていく。


昨年秋から準備してきたイベントが昨日行われました。


『Neo Sphians' Festival 2011』


上智大学の平成卒業の世代が、
卒業生のコミュニケーションを活性化、
タテ・ヨコ・ナナメをつなぎ、
そのことで個を活かす。

そしてブランドを強化していこうとするものです。


活躍する卒業生の話を聞くだけでなく、
参加者全員が周囲の全方向の人とフラットに
つながれる場を目指しました。


そこで実感したのはソーシャルネットワークの力。


当日はツイッターをスクリーンに映写、
質問や感想を随時全体に発信できるようにし、
名刺交換しながら、
フェイスブックのアカウントを確認して
その後の近況を共有しあうことができます。


お話したほぼ全員がフェイスブックのアカウントを
持っていて、
メールのやりとりではなかなか長く続けることが
難しいところを
"Keep in touch"しやすくなります。


場で得たつながりを、
その後活かせるかどうかは自分次第。


コミュニケーションに対して貪欲でいたいと思いました。


貪欲と言えば。



二次会でお話させていただいた、
藤巻幸夫さん、上岳史さんは
ビジネスで活躍されている大先輩ですが、
二人とも同じようなことを助言してくれました。


「もっと前に出ろ。失敗を恐れずに、欲しいものに対して
 自分からどんどん向かって行け」


次世代を切り拓く、出る杭になる。

いつまでも先輩に引っ張ってもらうようではいけない。


可能性はまだまだ無限大。
興奮の一日でした。



2011年5月9日月曜日

GCDF合格しました!


ゴールデンウィークが過ぎ、
夏を感じる季節になりました。



報告が遅くなりましたが、3月に試験を受けた
というキャリアカウンセラー資格に合格しました!


試験は筆記+カウンセリング実技で構成されていて、
筆記の方はまあまあの手応え、実技は普段仕事でも
やっているのでおそらく大丈夫だろうという感触でした。


改めて、少しGCDF研修を振り返ってみます。


 <プログラム>
  1. 関係構築
  2. キャリアについての理解
  3. キャリアプランニングプロセスの理解
  4. GCDFのコンピテンシーの理解
  5. セルフ・アウェアネスの重要性の理解


大学・大学院で学んだ心理学と、
採用・転職支援の経験を体系立てて学ぶことができ、
引き出しを整理できました。



キャリアという言葉は以下のように定義されています。


『個人が生涯を通じた職業(職業経歴)選択にかかわる
活動・態度と、「働くこと」にまつわる自由時間、
余暇、学習、家族との活動などを含んだ個人の生涯にわたる
生き方(ライフスタイル)のプロセス(過程)』


カウンセリングの中では、
クライアント(相談者)が言ったこと≠伝えたいこと
ということを意識します。


そして、「何について」に「どう感じている」のか?


対象と感情に注目していくことがポイントです。


そして、


  1. 関係構築
  2. アセスメント
  3. 目標設定
  4. 介入
  5. フォローアップ


とう5つのステップで進めていきます。


その手法を転職相談においても意識しています。


自分の中では、目の前の人に似合う色は何かを探すこと
が役割だと解釈しています。


大学院でお世話になった先生から教わったことを思い出します。


「心理学を学んでも人のことはわからない。
 学べば学ぶほど、人は人に謙虚にならなければいけない」


経験を積んでも、資格を取得しても、

謙虚な姿勢で

人を理解しようとすること、教えてもらおうとすることが大切。



最初からベストを目指すよりも、よりベターなものを探し続ける。


その繰り返しで、きっと一番似合う色に辿り着ける。


Keep looking!



2011年4月30日土曜日

虹を渡れ


不思議な力に導かれることがある。


ゴールデンウィーク初日、いわきへ。


何年ぶりになるのだろう。
数回行ったことはあるはずだが、街並の記憶はない。


母は福島いわきで生まれ育った。
高校を卒業して東京へ。
その後、祖父母も東京に来ることになった。


だから、お盆も正月も帰省はしたことがない。


先日祖母が亡くなり、昔の写真を家族で見た。
自分にとって大事な場所であることを実感した。


きっと祖母も、以前に亡くなった祖父と一緒に
いわきに帰りたかったんだろう。


だから、どうしても行かなきゃいけないと思った。


聞き慣れた地名、懐かしさを感じる話し方。
一方で港の近くでは、くっきりと津波の爪痕。


そして雨。


空と山と、大きく半円を描く虹。
ああ、このためにここに来たんだ。


架け橋は、ちゃんとある。



2011年4月25日月曜日

目標という名のコンパス


目標設定は大事です。


それは、自分が決めたものだから。
受け身ではなく、自分がなりたい像を決める。


大学院ではリーダーシップやモチベーションの
研究をしていました。


なぜ興味があったかというと、高校・大学とラグビー部
にいて、日々目標を持って練習に取り組むことで
どんどんうまくなる感覚を知っているからです。


ケガをしたり、スランプだった時、
練習前と練習後に日誌をつけて日々できたこと、
次の練習で意識して取り組むことを書き込んでいました。


その時は日々できなかったことができるようになる感覚が
あり、練習が本当に楽しかった。

それは義務でもやらされるものでもなく、
明らかに自分のために練習の時間を活用していました。


部活動でも仕事でも一緒だと思います。

自分で選んだものでも、ずっと続くといつの間にか
当たり前になって、主体的に取り組む感覚が薄れてしまいます。


いわば練習のための練習になってしまう状態。


同じ時間使うのであれば、そこから得られるものを最大にしたい。
だから今の自分と未来の自分をイメージして目標を立てましょう。


目標設定にあたり、意識できるとよい考え方を紹介します。


心理学の動機づけ研究においては、Lockeが
「目標とは、達成に向けてまず行動することであり、活動の対象や、
照準を含む」と定義しました。


Locke & Lathamは目標による遂行および結果へ採用する因果過程を
以下4つの機能から説明しました。


第一に、目標は遂行を方向づける機能を提供する。

第二に、目標は遂行に対して増強機能を持っている。

第三に、目標は遂行の持続性に作用する。

第四に、目標は覚醒や発見、そしてタスクを解決する優れた方略を
    考え出し、それによって、間接的に遂行へ影響する。


具体的に目標を設定する際にはSMARTを意識しましょう。


■ Specific —テーマは具体的か

■ Measurable —定量的に測定できるか

■ Achievable —達成可能か

■ Result-based —成果に基づいているか

■ Time-oriented —タイム・フレームは意識されているか


それがゴールに向けてのコンパスになり、
自分が走りながら加速していく感覚が得られるはずです。



2011年4月17日日曜日

めんこい。


思い出に残る一言がある。


ずっと忘れられない響きがある。


おばあちゃんはよく言ってくれた。

「めんこいなぁ」って。


自分のルーツについて考える。


おばあちゃんは福島の人。


震災と直接関係はないけれど
自分にとっては大きな大きな出来事。


きっと心を痛めていたはずなのに、
最後の最後まで励ましてもらった。


「がんばんな」って。


だから全力で生きるって決めたんだ。


おばあちゃんの言葉を胸に刻んで。



2011年4月10日日曜日

体は外に、心は内に。


「内向きなんかじゃない」

そう思います。


昨日、一昨日と学生と話す機会がありましたが
図らずも連日「世界一周する」という言葉を聞きました。


一人の大学生はもともと国際的な仕事に興味があり、
本当に自分はそれをやりたいのか確かめるために
昨年インドに行ったそうです。


その結果、
「世界をもっと見たい、そして人に伝えたい」
と旅立つことを決意。


世界一周のプランをあるコンテストでプレゼンし、
見事優勝、世界一周航空券を獲得しました。


もう一人はバングラデシュでのボランティアを経験し、
ビジネスとして社会に貢献できる道を模索しています。

就職活動が終わったら、世界一周してその後のビジネス
にも活かしていくんだと話してくれました。


海外への留学生が減っていること=学生が内向き
というのは一つの仮説でしかありません。


世界を知ることは、留学だけが選択肢ではないからです。


海外でのボランティア、バックパッカーなど他の選択肢
を選ぶ人が増えているのかもしれません。


外に出て、自分の内面と向き合う。

そういった内向きのプロセスを経て、また新しい場所を
志向するようになる。


学生の話を聞いていて、ワクワクしながら思いました。


どんどん未知との遭遇を創っていきたい。

それはいつだって、何歳になったって、できる。