2011年3月10日木曜日

旅の途中。


今日は振替休日でした。

以前より行きたいと思っていた、イベントに参加してきました。




世界一周を目指す大学生が、なぜ旅に出たいのか、
何をしたいのか、誰に何を届けたいのかという思いを
1500人の前でプレゼンテーションする。


世界一周はしたことないですが、
最初に海外に行こうと思った時のことを思い出しました。


行き先はニュージーランド。

初めての海外なのに、パスポートと航空券しか用意せず、
意思疎通ができなかったことで多少のトラブルはあったものの
それ以降世界を知りたいということが大きなテーマになりました。


一人になって、帰る所があることを知って、
どこに行っても人に助けてもらって、自分も何か返したいと思う。

次いつ会えるかわからないからこそ、その時できることをしたい。


旅は非日常とよく言われるし、そう思っていましたが
最近は日常も旅の一部だと感じるようになりました。


日々起きる事や出会う人と縁を大切にしていくことができれば
日常も非日常も分けて考える必要はなくなるのだと思います。


ずっと、これからも、旅は続きます。



2011年3月2日水曜日

新しいカタチ


冬と春がせめぎあっています。


3月になり、季節が変わり行く狭間にあることを実感しますね。

日曜日は春の陽気の中での東京マラソン、
優勝した川内優輝さんの走りが圧巻でした。

仕事は、埼玉県の県立高校事務職員。

もともとの素質はあるにせよ、実業団の選手と比べれば
トレーニングの効率を高めるにも限界があるはずです。


ただ、日本においては珍しいケースですが、
実は世界のスポーツ界ではこういった事例は珍しくありません。

消防士や銀行員が、自分が勤務する先でのチームがなくても
ラグビーのナショナルチーム入りすることは以前からありました。


実はこういったスタイルは、スポーツだけではなく
ビジネスの領域においても今後進むのではないかと思っています。


ある企業に所属している人が、ある分野に突出して
個人ブランドを伸ばしどんどん外に出て行く。

企業などの組織はそういった人材を輩出する
プラットフォームやハブの役割を果たす。


組織の中でのステップアップ、独立起業という選択肢だけでなく
組織にいながらにして外にも活動のフィールドを自ら創造する。


新しい人と組織のカタチが生まれつつあるようです。



2011年2月13日日曜日

捨てる勇気


充実の3連休でした。

東京でも雪が降る中、苗場にスノーボードに行き、
読みたかった本を読み、観たかった映画を観てきました。


自分の中に吸収していく時間を持つことは大切ですね。


読んだのは、『就活エリートの迷走』という本で、
観たのは、『ウォール・ストリート』という映画です。


どちらも仕事とつながるもので、最近興味も仕事から派生する
ものが多くなってきたな、と実感します。


振り返ってみると、就職活動の時に今やっている仕事を
やりたい!と思っていたかというと、正直そうではありません。

ただ、今思えば大学院で学んでいたことも活かすところはあるな、
とか、自分の仕事を掘り下げて深めてみようと
どこかで覚悟をする、ということなんじゃないかなと思います。


やりたいことがわからない、確信が持てないから動き出せない、
どうしていいかわからないという声は就職でも転職でも
よく聞くことですが、とにかく目の前のことに全力で取り組もうと
思える選択と決断ができれば、それでいいのかもしれません。


決断に至るプロセスにおいて、自分で納得できるように、
主体的に選択するという行為を大事にしてもらいたいと思います。

就職でも転職でも動くも決断、留まるも決断です。
何かをするというだけでなく、何もしない、やめる選択もあります。

決断するということは、選択することであり、何かを捨てること。
いい決断をするということは、前向きに何かを捨てることです。



2011年1月31日月曜日

女神の前髪


2011年になったと思ったら、1月がもうすぐ終わります。

誕生日があったり、いとこの結婚式があったり、
新年会と称して人に会ったりと、いろいろしている間に
気付いたらという感じです。

先日、世界一周してきた大学生たちと話す機会がありました。

旅の話は聞いているだけで、ワクワクしてきます。
それは話し手に熱があるからだと思います。


世界を旅することで得た経験、その素晴らしさを人に伝えて、
人を巻き込んで、人と人をつなげていく。

その発想力と行動力に大きな刺激を受けました。


旅の目的として、「自分探し」を掲げる人もいます。

結局、探すまでもなく自分と向き合うことになるのですが、
嫌になるほど自分と向き合うと、覚悟のようなものが生まれます。


自分はどんな時に楽しいと感じるのか、
自分はどんな人と一緒にいたいと思っているのか、
自分がどうしても許せないことはどんなことか、
自分の感情を動かすものは何なのか。

それを少しでも知っていること、知ろうと考えてみることで、
自分にとって大切なものを嗅ぎ分け、チャンスを掴める。


前髪しかない女神に指一本でも触れるためには、
逃がしちゃいけないものを、普段から意識しておくこと、
前を見て進むことが大事です。



2011年1月16日日曜日

悪魔になるな


寒い日が続いていますね。

今日は映画『ソーシャル・ネットワーク』を観てきました。

これからの人もいると思いますので、中身については触れませんが
新しい価値を世の中に生み出し、広げていくというのは
ワクワクするものだなと感じました。


映画の前にを読むのもいいと思います。


また、今回は日経新聞の春秋の記事を掲載します。

非常に共感できる文章だったので、見逃してしまった就職活動生にも
読んでもらえたら、と思います。


自分の目で、足で、探し続け責任ある選択と決断につなげて欲しい。


===============

なぜこの企業が上位なのか。
どうしてあの会社の名が見あたらないのか。
就職先の人気ランキングに首をかしげる社会人は少なくあるまい。
商社や銀行が上位を占める調査もあれば、
旅行や化粧品の会社が優位のアンケート結果もある。

就活中の大学生の皆さんに助言しよう。
ランキングなど気にしなくてよい。
調査会社によって結果はかなり異なる。
しかも就職前に抱く会社のイメージと実際に企業社会に出てからの
体感には、大きな違いがある。
就職案内やデータに映る虚像を見破り、社長の言葉や社員の表情から、
企業の素顔に迫って欲しい。

米グーグルのシュミット会長が示した人材活用「10の黄金律」に
「悪魔になるな」という1項目がある。
人間は自分の見方に溺れがちだが、異なる意見に耳を傾け
他者を尊重する環境こそ大事。
組織の長は専制的に判断を下す前に、常に様々な視点を集めるべきだ。
組織をイエスマンだらけにしてはならない—。

当たり前のような話だが、黄金律を実践できる企業はそう多くはない。
個性を伸ばし、より大きな力に高めるために必要なのは、
経営者の構想力と組織の包容力だろう。
人気や知名度ではなく、自分がいきいきと働ける職場を自分の目で
見つけられるか。
そんな独自の眼力がある人材を、企業側もまた求めている。

(2011年1月14日 日本経済新聞 1面 春秋)

===============



2011年1月10日月曜日

転職は情報戦。


年始第1週、3連休が過ぎ、いよいよエンジン全開です。

土曜日の研修では自分の履歴書・職務経歴書を作成し、
志望企業に対してどのようにアピールするかを
グループでディスカッションしました。


整理する観点は3つ。

・トランスファラブルスキル※次の職場に持って行けるスキル

・志望動機

・自己PR


採用者側の視点を意識して整理します。


・仕事をするにあたってのスキルや知識があるかどうか

・今後のポテンシャル(モチベーションや積極性・熱意など)

・組織風土や周囲の人間関係に適応できるかどうか


一般的にスキルというと、社会人になっての経験から得たもの
が中心になりますが、資格や大学・大学院での研究テーマや
趣味での活動などからも見つけることができます。


自分が身につけたスキルを次の職場で活かし、伸ばしていく
ということを考えると自己分析だけではなく、
やりたい仕事は具体的に何をするのか、どんな企業風土なのか、
そして採用背景は何なのかを押さえる必要があります。


「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」です。



2011年1月3日月曜日

自分との勝負


新年あけましておめでとうございます。


年末年始の休暇も今日が最終日。

大学ラグビーや箱根駅伝を観戦して過ごしました。
あっという間でしたが、気持ちが引き締まります。


今年のテーマは「深める探す2011」に決定しました。


やると決めたことを、とことん掘り下げていくこと、
一つ一つの人との出会いを活かしていきたいと思います。


転職におけるキャリアコンサルティングだけでなく、
大学生の就職活動に関するアドバイスなどもしていきたい。


キャリアに関することだけではなく、
語学やITに関することも学んで可能性を広げたい。


そして、何よりもっと旅をしようと思います。

今その場所に行かなければ会えない人、
感じられないことがたくさんあるはずだから。


人の生き方が、その人のキャリアになっていきます。

自分は人生の中で何をやりたいか、何を成し遂げたいか、
そしてそれをいつ行うのかスケジュールに落とし込む。

そして自分との約束を守れるかは自分次第。


日々自分との真剣勝負を積み重ねることです。

去年の自分、昨日の自分に勝つために、
今できることを、今しかできないことを全力で。


着実に成長を遂げる一年にしていきましょう!



2010年12月26日日曜日

探し続ける


クリスマスが過ぎ、いよいよ年末です。

2010年しっかり振り返って、2011年を迎えたいと思います。


今年の初め、目標を立てました。

「限界を超える」


言葉の響きは大げさなところもありますが、自分の中で
何か閉塞感を打ち破りたい、可能性を拡げたい、
そんな気持ちがありました。


今感じるのは、限界なんて自分で決めなければ存在しない
ということです。


2010年たくさんの人との出会いがありました。

Twitterを始めたことも大きかったように思います。
自分から何かを発信しようとすること、
人との出会いや機会を創り出そうとすること。

結局は自分が現状に留まろうとしているか
何かを探し続け、動いているかどうかなんだと思います。

アップルのスティーブ・ジョブズにも大いに影響を受け、
macもiPhoneも購入しましたが、それはあくまでツールです。
スピーチの中で、こんなフレーズがあります。


"Keep looking. Don't settle."


これからも立ち止まることなく、動いて探していきたい。

特に何かが決まっていなくてもいいんだと思います。


もうすぐやってくる2011年。

探し続け、機会を深化させる1年に。



2010年12月15日水曜日

選択と決断


今日は振替休日です。

太陽の光と、澄んだ空気で心身引き締められます。


前回から少し空いてしまいましたが、
12月3日〜5日で韓国に行ってきました。


短い滞在でしたが、韓国の大学生たちと話をしたり、
留学している大学の後輩と再会できたりと、
充実した時間を過ごせました。


今回は、キャリアカウンセリングの際お話する
【Can】【Want】【Must】の三要素を紹介します。


【Can】やれるかどうか

【Want】やりたいかどうか

【Must】やるべきかどうか


特に転職という場合であれば、【Can】の棚卸しから、
【Want】や【Must】との距離やギャップを認識し、
戦略を立てていくことになります。


この考え方については、リンクアンドモチベーション代表の
という本の中で紹介されています。


この本は神戸大学教授の金井壽宏さんと共著であり、
組織やモチベーションについての学問的見方と
ビジネスの現場での見方と両方の視点からの紹介があり、
自分自身、大学・大学院での研究を思い出し、
興味深く読むことができました。


仕事選びに関わらず、人は選択と決断の連続で生きています。

目の前にあるものを選ばない、という選択もあります。

その際に何かの可能性を広げる一方で、何かの可能性は
狭まる、あるいはなくなるということも起きています。


自分が過去どういった選択や決断をしてきたのか、
その理由は何だったのか、そこから判断軸が見えてくると、
過去—現在—未来がつながる感覚が持てるかもしれません。



2010年11月28日日曜日

わかることは、変わること。


昨日は人材業界・企業人事の交流会に参加しました。


考えてみると、同じ業界ではたらいている人たちと
話をする機会というのは今までなかなかありませんでした。


ライバルである一方、業界全体が盛り上がって
より良い社会を作れるような仕事をしていきたい。


人材業界を大きな面と考えた場合、
企業と個人に対する影響力は決して小さくないと思います。



知るだけではなく、わかること。

そして自らが変わろうとしていくことが大事。


何かを知っている状態というだけでは、
何も責任は生じません。

しかしながら、

わかったこと、理解した事を相手に伝えれば
それに対して何らかのアクションをとることが期待されます。


人と向き合う中で、自らが動き変わっていく機会を活かす。

全ての接点は、より良い自分になるためのチャンス。


そして、人と組織がより良い方向に向かう原動力に。