2010年6月27日日曜日

選ぶ理由、選ばれる理由。


全力でやらないと、自分がどこまでできるのかわからないし、
自分の力も上がっていきません。


高校・大学とラグビー部に所属していて、「トップで!」
という声がよく飛び交うのですが、これは意味としては
「トップスピードで走れ!」ということです。

そんなことを、運動会後の普段使わない力を使った体から
思い出しました。


運動に限らず、自分は何を、どこまでできるのかということを
把握することは大事なことなのではないかと思います。


何かやりたいことがあった時、それをやりたい理由を考えるのは
比較的難しくないですし、人に伝えることもできるでしょう。


それは、自分が選ぶ理由です。

では、選ばれる理由についてはどうでしょうか。


一方的に自分が何かを選ぶだけのような場合でも、視点を変えて
なぜ、その対象は自分に選ばれたのかという見方をすると
見えなかったものに気づくかもしれません。


また、自分が選ばれないと成立しないような、試験や面接などでは
視点を自分の外に置いてみることは非常に有効です。


自分の中で選ぶ理由と選ばれる理由の両方が考えられれば
今何を、どこまでできて、足りないものはどう伸ばしたいのか
よくわかると思います。


いつも、というわけにはいかないとしても
ここぞ!という時には全力で走れるようにしたいと思います。



2010年6月20日日曜日

思いに帆を張る


ワールドカップおもしろいですね!

4年前はあんまり見ていなかったのでほとんど記憶にないのですが、
これで日本が決勝トーナメントに行けば8年前の盛り上がりのように
なっていくのかもしれません。


選手一人一人の強い思いが凝縮された真剣勝負だからこそ、
日本代表の試合以外を観ても引き込まれるのではないかと思います。


出場している選手たちは誰もがワールドカップに出場することを
ずっと目標にして努力してきているのでしょう。

それこそ、小さな頃から。


サッカーがうまい、うまくないという要素もあるにせよ、
目指すか、目指さないか、ということもあるはずです。

強い思いがあれば人は自ずとその方向に進んでいくものです。


昨日『国際協力 First Step フォーラム』という集まりに参加して、
「国際協力・私のきっかけ」というテーマで話を聞き、
それぞれきっかけは様々ですが、共通していたこととして
自信を持ってそれを選んで全力で取り組んでいることが
きっと次の何かにつながっていくんだろうな、と感じました。


仕事を選ぶ時、「これをやりたい!」という明確なものが
必ずしもあるわけではないことも多いのではないかと思いますが
そういう場合は、今目の前にあることに全力を注ぐことで
何かが見えてくることもあるんじゃないでしょうか。


自分のことを振り返ってみても、今の仕事を続けてくる中で
日々が同じように感じることもありましたが、
最近になって着実に自分が行きたい方向に進んできているんだと
いうことを実感できるようになってきました。


大事なことは自分に正直であること、
そして今自分にできることは何かを考え、
決めたことをやりきるということなんだと思います。


思いは引力であり、追い風です。



2010年6月13日日曜日

変化はチャンス


今週末は土・日とGCDFの研修です。


今朝、研修の最初に日経新聞の記事の共有がありました。


キャリアコンサルタントとしてお客様の同じような事例
についてはたくさん聞いてきましたが、
自分が今どのように感じているのかについて書きたいと思います。


朝聞いた時、
そして今もワクワクしているというのが本音です。

将来のことはどこにいても、
何をしていてもわからないのだし、
わからないからこそ、おもしろい。


だったら、
今の状態でいるよりは変化のある道の方が
今は想像もできないようなチャンスがたくさんありそうです。


新しい環境に対する適応力と、
変化に対する柔軟性については
割と自信がある方で、
これはバックパッカーとして見知らぬ土地でも
なんとかやってきたということがあるのかもしれません。


いつかは、前人未踏の地に立ってみたいと思います。



6月7日よりDODA掲載中『違う自分に気づく時』


鶴岡秀行 キャリアコンサルタント 株式会社インテリジェンス



2010年6月6日日曜日

ドラッカーとONE PIECE


今日は久しぶりに天気の良い、気持ちのいい日曜日。


Twitterで見つけた大学体育会仲間を誘い、皇居ラン。
9年ぶり位でお互いの近況を話しながら、楽しく走れました。


昨日は先月の同窓会で再会した大学心理学科の同期と会いました。
大学の時はあまり話していなかったのが惜しい位、実は話も合い、
今後やっていきたいことを是非応援したいと思った夜でした。


の最後のくだりについて少し書きたいと思います。


「何によって憶えられたいか」


どんな存在として人から認知されたいか、ということです。

自分のキャリアを考える時、「どう生きたいか」を考えるとともに、
「どう記憶されたいか」というアプローチで自分に問いかけることは、
今何をすべきか考える上で有効ではないかと思います。


実はこの言葉から、思い起こした言葉があります。


「人はいつ死ぬと思う…?

心臓を銃で撃ち抜かれた時… …違う

不治の病に冒された時… …違う

猛毒キノコのスープを飲んだ時…… 違う!!!

…人に 忘れられた時さ…!!!」


これは漫画『ONE PIECE』の中の名言です。


ドラッカーとONE PIECEという、かけ離れたように見える
2つのものから1つの共通するメッセージをもらえました。



2010年5月30日日曜日

ハブ化する個人


週末は土曜日に高校ラグビー部同期のウェディングパーティー、
日曜日はTOEICを受けてきました。

土曜日は久しぶりに高校の同期に会い、
しばらく会っていなくても、濃い時間を一緒に過ごしていることで
感じるつながりはあるな、と思いました。


最近Twitterをはじめてみて、個人と個人の結びつきの重要性は
ものすごいスピードで高まっていると感じています。

昔でいう『コネ』という言葉からは、
どちらかというとネガティブなイメージがあると思います。

(親がどこかの会社の人事に顔が利く、役員と知り合い、など)

企業に入るためのホットライン・特権のようなもので、
自分の能力や努力の結果とは関係のないものとしてとらえられます。

今後は、『コネ=Connection』が個人の持つネットワークとして
企業から評価されてくるようになるのではないかと思います。


個人を中心として、ハブ(自転車の車輪のような)の役割を果たし、
そのハブ機能自体の価値が認められてくるはずです。
それは、個人の日頃の活動の蓄積であり、能力の一部でもあります。


それは、前回のZapposの話にもあるように
個人を媒体として企業のサービスや評判が広がっていく、
この動きが加速しているからです。

また、企業から見て何かが出て行くということだけではなく、
優秀な人材を呼び込むことや、価値ある情報を獲得するという、
中に入ってくる動きも期待できます。

そうはいっても、そんな理由で人と人がつながるわけではなく、
結びつきを強くするには、努力や時間が必要です。


大事なことは、自分の周りにはどんな人がいるのかということを
自分がぐるりと360°見渡して、
自分から外に手を伸ばそうとするかどうかです。

本来の語源との意味はずれますが、
旧知の仲を温めながら、新しい人のつながりもつくっていく
ということで温故知新という言葉がぴったりだと思います。


『温故知新』
【意味】
歴史や古典などをよく調べ、研究することで
新しい知識や見識を得ること



2010年5月23日日曜日

Zapposの衝撃


Zapposという会社を知っていますか?


アメリカの、インターネットで靴を販売している会社です。


インターネットで靴を扱うということ自体
難しい印象がありますが、
顔が見えないインターネット販売で
人と人のコミュニケーションを
大事にして有名になった会社です。



こんなエピソードがあります。


ある女性が、病気の母のためにZapposで靴を購入しました。
しかし、間もなく母は死んでしまったそうです。

その後、Zapposから靴の具合を訊ねるメールが届きます。

購入した女性は、
母親のために購入したが亡くなってしまったので
返品したいと返信しました。

それに対してZapposから返品のための集配サービスが来ます。

通常のルールだと、
返品は顧客が送ることになっているのにも関わらず。

その後さらに、
Zapposからお悔やみの花束とメッセージカードが
送られてきたそうです。

女性は感動し、自分のblogに書き込み大きな反響を呼びました。


これはZapposのコンタクトセンター社員が、
この女性のために一人の人間としてお悔やみの感情を
行動としてあらわしたということなんだそうです。

(この会社のコンタクトセンターにはマニュアルはなく、
 社員は顧客を喜ばせるためには何をしてもいいそうです。)


CEOのトニー・シェイは
「感動のサービス」を提供することを目指し、
「お客さんは、『何をしてくれたか』は覚えていないかもしれない。
でも、『どんな気持ちにさせてくれたか』は決して忘れない」
と考えて会社を育ててきました。


だからこそ、
CEO自らが謙虚に、サービス精神を発揮します。

会社行事が終了すると、自ら箒を持って掃除をするらしいです。

それを見た社員が、顧客に対して精一杯のサービスを提供し、
ブランドを作ってきました。


いろいろと衝撃づくめなのですが、
今後はどの企業であっても
経営者が社員のことを考え、
社員が顧客のことを徹底的に考えられる、
そういった状態でないと生き残れないのではないかと思います。


blogやtwitterなどにより、
個人がどんどん情報発信できるようになり、

個人の感情を揺さぶる何かが、どんどん伝播されていきます。


Zapposという会社が人材サービスを行ったら
どうなるんだろうと思いを巡らせつつ、
キャリアコンサルタントとして顧客の感情を
少しでも動かすことができるようになっていきたいと思います。





このblog写真などが掲載されていてわかりやすいです。




2010年5月16日日曜日

楽しい同窓会にて思うこと


今日は心理学科の同窓会に行ってきました。

卒業以来会ってなかった人が多く、相当久しぶりなんですが
同窓会の会場が大学内、心理学科の図書資料室だったこともあり
違和感なく、昔に戻ったような感覚で時間を過ごすことができました。

結婚をしている人が多く、主婦になった人や、二人こどもがいて
ちゃんと産休・育休をとって復帰した人などさまざまです。

進学した人たちはちょうど博士課程を満期退学のタイミングで
大学講師や教育機関、研究所や医療機関ではたらきながら
博士論文を書くそうです。
(博士号は博士課程の単位と博士論文が認められる必要があります)
仕事は研究室の先輩などから紹介されるケースが多いようです。

あらためて、女性が結婚・出産後も復帰しやすいような社会にすること、
大学院・博士課程など学問を追究する人たちが活躍できる場の幅を広げ、
見つけやすくしていくことが大事だなと感じました。
国という立場からも「人を活かす」観点がもっと必要になるはずです。

今日はZapposという会社について書こうと思っていたのですが
同窓会で思ったことを書きたくなってしまったため、次回に。