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2012年4月10日火曜日

想い続けた今日


4月1日に東京から香港に引っ越しました。


引っ越しと言っても、
スーツケースとバックパックで持てるだけ。


まだ朝起きた時は「あ、東京じゃないんだ」って
外の景色を見て頭を切り替えているけど、
次第に慣れてくるんだろうな。


会社を辞めたわけではなく、
香港の拠点への赴任で来ていますが
意識としては転職に近いように感じます。


サヨナラがあり、新しい出会いがある。


3月の後半からブログを更新できなかったのは、
毎日時間を惜しみながら会いたい人にできるだけ会っていたから。


時間が足りなくて、ちゃんと会って報告ができなかった人もいますが
これから新しい環境で、自己変革しつつ、世界に挑戦します。


メインの仕事は人事労務コンサルティングになる予定ですが
人と組織の成長を助けられることは何でもやるつもりです。


振り返ってみると今まで経験したことが、つながってここにいる。

点と点が結ばれて線、そして幹のように少しずつ太く。


大学院を修了して、
社会人になった時には2012年を一つの節目として
考えていたことを今でもはっきり覚えています。


それは、ロンドンオリンピックの年。


大学院生の時に半年間休学してイギリスに行って、
日本のことを現地の小学生から高校生に教えていたことから、
いつかまた日本じゃない場所で仕事がしたいと想っていました。


ちょうどロンドンでオリンピック開催が決まったことから
2012年を目標にしようと勝手に決めただけですが。


でもその時は海外で仕事をするには、
まったく違う組織に身を置くか会社を辞めて
とにかく飛び出してみるかしかないと考えていました。


次第に海外事業が拡大し、
ずっとチャレンジしたいと言い続けて英語力を高めたり、
いろんな人に話を聞いたりしながら機会に備え
今回ちょうど2012年4月1日を新しいスタートの日にできました。


やりたいことがあればそれを想い続けて、言葉に出すことが大事。

想像できることは、実現できることだから。


着任してからすぐにプーケットに社員旅行に連れて行ってもらって
イースターホリデーもあり、いよいよこれからが勝負!


エンジンかけて、油を加えて、とにかく全力で走るしかない。

送り出してくれた日本のみんなにいい報告ができるように。



2012年3月19日月曜日

踏み出した、その先に。


キャリアコンサルタントとしてうれしい瞬間がある。


もちろん第一志望の企業で内定を獲得、それを伝える時がそうだ。
そして、同じかそれ以上に入社後の活躍の話など報告を受ける時。

先日一通のメッセージを受け取った。


===============

ご無沙汰しております。

一日多いとはいえ、今年も早々と、
けれども賑やかに2月が過ぎた印象です。

お元気ですか?
私は、おかげ様で元気に過ごしております。

さて、本日は、アクセンチュアHPの第2新卒採用ページ
私のインタビューが載ったので、お時間があるときに
ご覧いただければなと思い、ご連絡しました。

第2新卒としての転職者受け入れのためのページなので、
以前鶴岡さんとお話したような、目指すキャリアの詳細は
あまり載っていないのですが、現状のご報告とお礼も兼ねて、
ご連絡させていただきました。

今週を抜けると、気候もぐっと暖かくなるようですね。
お忙しいとは思いますが、お身体に気をつけてお過ごし下さい。

私も、頑張ります(^-^)

===============


本人に了承を取った上で今回ブログにキャリアコンサルティングから
その後の活動まで振り返って書かせてもらうことにした。


最初に会ったのは2010年。
「なぜ転職を考えたのか」から掘り下げる。


メガバンクに総合職として入社し、その後は法人営業を担当。
話を聞くと、もっと新しいことにチャレンジしたいという希望があった。


今の仕事でも顧客と接すること、役に立てることにやりがいを感じる。
でも、今よりも顧客の課題解決や成長のサポートに幅広く取り組みたい。
その過程で自分も成長し、企業経営に関する知識を深め、動かしたい。


紹介したのはコンサルティングファーム、成長著しいIT・ネット業界の
法人営業や企画関連のポジションだった。


その中で書類審査、セミナー、面接と選考は進んでいった。


そして2011年の東日本大震災があり、選考は一時ストップ。

選考はその後いつ再開するのか、急遽クローズとなってしまうのか。

もしかしたら今の仕事で異動があるかもしれない。そんな状況だった。


このタイミングで仕事・家族・生き方について考えて活動方針を
大きく変更したり、中断をした人も多かった。

どうしたって自分と向き合ってとことん考え抜く必要があった。


その後選考が再開、途中ポジション変更の打診もあり書類応募からは
5ヶ月が経過し、一社の内定を獲得するに至った。


条件提示面談の当日、お会いして今までの活動を振り返り、
吹っ切れたような笑顔で「サインしてきます」と出かけるのを見送った。


入社から一つプロジェクトも経験し、以前よりも就業時間は圧倒的に
長くなったそうだ。

でも、その分休日も充実して女性の働く環境づくりにも貢献し、
自らがロールモデルになるべく仕事をしていると話してくれた。


キャリアコンサルタントという仕事を通して、
成長していく人の姿を見ていけることの素晴らしさを
再認識するとともに、自分もこれからもより多くの人に
役立てるよう、成長していきたい。


人の転機に関わる仕事をもうすぐ7年。そう強く思った。



2012年2月9日木曜日

求人が増える季節


一年の中で求人が多い時期はいつでしょうか?


景気にも左右されますが、
2月〜3月にかけて中途採用は活発になります。


これは、業界横断的に行ったアンケート結果
によるデータのため業界毎に多少の違いはありますが、
全体の傾向として参考にして下さい。


半期毎の事業計画・人員計画に基づき、
期末にかけて採用を集中的に行うことで、
まとまった人数を同時期に研修する狙いもあるようです。


この時期は、
一年の中でも最も求人が増えるということもあり
転職活動を考えている人にとっては良い時期と言えますが
あくまで自身の状況や目指す方向性に合わせて考えましょう。


活動を進めていく場合に大切なポイントをお伝えしたいと思います。


(1)選考スケジュールの把握と調整

(2)職務経歴書の精度

(3)軸を定めた上での比較検討


個別にそれぞれを説明します。



(1)選考スケジュールの把握と調整

書類選考から内定までに要する期間は
平均1ヶ月半〜2ヶ月程度です。

そのため、
入社時期や退職交渉・引き継ぎに要する期間から
逆算して計画的に準備を進めることが大切です。

また、
中途採用では内定後、
1週間程度で意思回答を求められるため
複数企業に応募する際には
選考日や面接の回数の考慮が必要です。



(2)職務経歴書の精度

新卒採用と異なり、
中途採用では「何ができるか」が問われます。
そのため、
書類選考において自分の経験をどのように伝えるかが
非常に重要になってきます。

「何をしてきたか」と「どのように取り組んだか」
をわかりやすく、
そして
自己PRは応募する企業・職種に合わせて書きましょう。



(3)軸を定めた上での比較検討

転職活動を始めるには様々な理由があるはずです。

自分が大切にしたい価値観は何かを考え、
進むべき方向が見えたら
それが実現できる方向性で
複数の比較検討をしていきましょう。


実際に面接に行ってみたら、
イメージが変わったということも多いため、
偏見や先入観を持たずに知ろうとすることが大事です。


業界動向や会社業績、
給与などホームページで見ることができる
情報だけではなく、
直接職場の雰囲気やそこで仕事をしている人の
表情や言葉を
見て、
聞いて、
感じて欲しいと思います。



【追伸】

昨年は3月に大きな地震がありました。

求人が多い時期、少ない時期ということに関わらず
自分が力を発揮して、
はたらくことに前向きでいきましょう。



2012年1月29日日曜日

可能性は無限大


いよいよやってきました。

エントリーシートと格闘するこの季節。


個人的にはエントリーシートで学生にかかる
時間的負担を考えるともっと他の手段で企業にも学生にも
双方にメリットがあるものができるといいのになと
考えてしまったりします。


とは言え、文章に書いて人に伝えるというのは
大変なことだからこそ自分と向き合うには良いと思うし、
何かを見つけるきっかけになれば。


最近になってOB訪問の依頼が来たり、
就活生と話したりする機会が増えてきたので、
そこで自分が感じたことや思ったことを書きます。


「就職活動を行うことは選ばれたものであるかどうか」


この点を考えずに自己分析という作業に入っている人が意外と多い。

選択肢って実は本当にたくさんあって、
見てその上で他の道を断つというプロセスがあると、
捨てる覚悟が推進力になって強い。


「何をしたかよりも、なぜ、どのようにを伝えられるか」


エントリーシートを見せてもらうと、
学生時代に取り組んだことを一生懸命書いていて、
限られたスペースに入り切らないほど。

ただ、もったいないなーと思うのは
思いの源泉や気付きが見えなくてうまくふれることが
できていない場合もあることです。


いや、これはエントリーシートのテーマと
与えるスペースを決める企業にも考えて欲しい点で、
そのお題にこれだけのスペースというのは酷だろうと
思うこともしばしばあります。


「自分の好きを語り、面接官の好きを引き出せるか」


これは実際に自分が面接官をやった時に感じた印象です。

個人の感性もあるので、
正解とかそういうことではないんだけど、
面接官も会話を楽しみたい。

だから好きなことを話してもらうと引き込まれるし、
自分も話したくなるもの。


思いを互いに話せる人とは一緒に仕事したいって感じやすいはず。


こういう風に書くと、
就活をうまくやる方法があるみたいになってしまうかもしれないけど、
伝えたいことはそうではなくて。


今しかできないこと、
一番気持ちこめて取り組んでいることを大事にして欲しくて、
それがきっと人をひきつけると思います。


それにしても就職活動のエネルギーってすごい。


本当すごい。


気合いを入れて受けて立たないと、ちゃんと応えられない。

だってみんな本当に無限の可能性があるから。


もとい、何も学生に限ったことじゃないんですよね。


いつでも踏み出した方に道ができていくことは忘れずにいたい。



2011年11月27日日曜日

石倉洋子さんの"Go global!"


「船出は今!」


力強い言葉をもらいました。


上智大学にて石倉洋子さんのセミナー。

グローバルキャリアをテーマに話していただきました。


あまりに響く内容だったので、
特に印象に残った言葉をまとめておきます。


「どうやってグローバルキャリアをデザインするか?」



これからは個人の時代。

これまでがどうだったかよりも、未来を創造していこう。


オープン化により、ORをANDに。

一つの専門性だけではなく、様々な分野を掛け合わせて
自分の言葉で考え、発信できるようになろう。


そして、自分のユニークさを確立しよう。

ハードな側面(客観的に見える部分、経歴)よりも
ソフトな側面(自分の好きなこと、得意なこと)に
目を向けていこう。



「学び続ける力こそ21世紀に必要」


【明日から磨ける5つの力】

1.現場力、2.表現力、3.時感力、4.当事者力、5.直観力。


それを支えるのは、基礎体力とバランス感覚。



「恐れずにジャンプしよう!」


大きな決断をする際には、自分の感覚に従えば
やりたいことはわかるはず。


心配事は後からつぶしていけばいい。


メリットやデメリットを整理して比較しようとしたら
人は現状維持するための理由を見つけてしまう。


不確実な領域に挑み、違いを体感しよう。

それ自体に価値がある。


そして、本日の学びから決意。


「今」からできることを行動に移していこう。

それを継続していこう。


感じるだけじゃなくて、やるのは「今」!



2011年11月20日日曜日

次世代キャリア白熱教室・秋


11月19日(土)、ワールドカフェ開催しました!


嵐の中、集まってくれた参加者のみなさん
本当にありがとうございました。


今回のキーワードは「グローバル」。
このキーワードを聞く機会は急激に多くなりました。


ただ、言葉に対する共通認識はまだないような気がして、
それならみんなで考えてみようというのがきっかけです。


これから就職活動の大学生、
外資系企業ではたらく社会人や
総合商社で海外を飛び回っている人など
多彩な顔ぶれ。


まずは、「日本人らしさ」というテーマから。


物事を正確に進めること、
現状を改善していく能力が高く、
結果よりも過程を重視し、
失敗を怖れる傾向がある。


参加していたテーブルでは、そんな意見が出てきました。


次に、「グローバル人材とは」というテーマで話しました。


最近よく聞く言葉ですが、
どんな人を指すのか
イマイチよくわからない。


英語ができる人っていうだけではないはず。


語学以外にも相手の価値観やバックグラウンドや
タイプに合わせて自分の伝えたいことを理解してもらえる
高度なコミュニケーション能力を持っていることが必要。


そして、変化をチャンスと捉えられる柔軟性とタフネス。


地球規模で物事を考えられるだけの、
広い視野を持ち、過去に学びながらも、
新しい未来を創っていける人。


今後のグローバルは宇宙も含まれるはずという意見も。


最後のテーマは、「グローバルキャリアと私」。


自分は今後どうなっていきたいのか、
どんな能力を身につけていきたいのかを考えてみました。


これは、自分の思いですが。


どこにいても、世界のことを考えて仕事することはできる。

ただ、どこに行ってもファンを獲得できる人になりたい。


日本人として、海外でファンを獲得するということで
日本に来たいという外国人が増えたらいいな。


個人が自分の力を一番発揮できる場所で、国境を越えて
地球や宇宙の未来のことを考えてはたらくようになる。


そんなことを考えるとワクワクする。


フィールドは広い。伸び代はまだまだある。


今回もワールドカフェ、

『次世代キャリア白熱教室』

交流の中でたくさんの気づきをもらいました。



2011年8月16日火曜日

次世代キャリア白熱教室・夏


「はたらく」について考えるワールドカフェ
8月13日(土)に開催しました!


今回は赤坂キャリア塾とのコラボレーション企画。

大学生と社会人が混じって、アイリッシュパブにて
ディスカッションを行いました。


テーマは以下の3つ。

・「はたらく」とは

・今までの「はたらく」とこれからの「はたらく」について

・これからどのように「はたらきたい」のか

まずは自己紹介から行います。




マインドマップを使い、
自分が好きなモノ・コトを
中心に話してもらいました。


その後、
一つのテーマについて40分ずつ、
テーブルあたり5〜6名で自由に話し合い
キーワードや印象に残ったことを模造紙に書き込みます。




一つのテーマについて話し合いが終わったら、
テーブルに残る人を決め、
それ以外の人は別のテーブルに移動。


残った人は新しいメンバーを受け入れ、
先ほどどんな話をしていたのか共有し、
次のテーマでのディスカッションがスタート。


白熱しています。




そもそも「はたらく」の語源って何なんだっけ?


ということや、


やりたいことがわからないといいつつも、
人は日々何かを選択し、
他の可能性を排除して生きている。

だから、
やりたいことが目の前にあれば人はそれをやるんだ。


という話も出て、それぞれの価値観を共有し
全員が何か気づきを得られたのではないかと思います。




キャリアは、自分の目の前にレールを敷くことではない。

自分が今まで歩いてきた足跡がキャリアになる。


だから「生きる」ことそのものだし、
それはまさに「旅」。


旅の途中で出会った人から聞いた話で次の日の行き先が
変わることもあるし、行動を共にすることもあります。


それが旅の醍醐味。


ただ、遠くに行かなくても旅はできる。

だから、歩き続けよう。



2011年7月4日月曜日

雲に想いを、世界とキャッチボール。


昨日参加してきたイベント。




一人のマイプロジェクトが、
誰かのマイプロジェクトとつながる。


ワクワクが大きくなる。
そして少しずつ世界が動く。


この感覚、表現が難しいな。


印象に残った言葉から振り返ってみよう。


「マイプロジェクトは自分が楽しんでできることを」。


【うまくいくマイプロジェクト3つのポイント】

1.自分のストーリーから生まれている〈共感力〉

2.コンセプトを絞り切った〈シンプルさ〉

3.広がりを喜びとする〈オープン性〉


自分のストーリーはつまり、「自分ごと化」。

自分にとってどういうことなのか、
自分の言葉で話せるようになることが大事。

わかりやすいコンセプトが、共感を生み、つながる。


そして「ツール、スキル、仲間」の3つが揃えば、
マイプロジェクトは、はじめられる。

つづけるには?


【サステナビリティの6つのステップ】

1.Compliance

2.Conformity

3.Cooperation

4.Collaboration

5.Coherence

6.Constellation


クリエイティビティとワクワクが発揮できると
絶妙の配置で最終的には点の集まりが星座になる。


そして、Like!のうねりが広がると世界が動く。


以前『世界は感情で動く』という本を読んだけれど、
感情の連鎖が起こりやすくなっているのかも。


いろいろな人の想いが雲のように浮かんでいる。
そこに手を伸ばすかどうか。

想いを投げ込むかどうか。


自分と同じような想いを持っている人は、きっといる。

微妙に違った形や、正反対の性質のものだってある。


そこでぶつかり合って、自分の元に何かが戻って来る。

いつでもどこでもキャッチボールができるってことだ。


下手でもいいから投げてみよう。

上手くなってからって、恐がっていても仕方ない。



2011年も後半がスタート。
ぶつかり、みがこう。



2011年6月19日日曜日

転職か移籍か


夕方走っていてふと考えた。

というより最近ずっと違和感を感じる言葉がある。


「転職」


職業を転じるということだけど、実態としては
所属する組織を転じることを指すことが多い。


それだったら、「転社」でいいんじゃないか。
というよりも


「移籍」


という言葉を用いたらどうだろう。


個人が自分の職業をプロフェッショナルとして追求
するのはスポーツ選手だけじゃないはず。


ビジネスの領域においても、
一部個人の名前で仕事をする人たちには
「移籍」という言葉が使われる。


もっと一般的に使われてもいいんじゃないかな。


逆に社内異動などで営業から企画・管理部門などに移れば
それは「転職」という言葉を使ってもいい。


個人が好きなこと、得意なことを仕事にして、
その中で「移籍」や「独立」という自由・選択肢を持つ。


もちろん自由には責任を伴う。

求められるに値する自分になっていかなければ。


そしてキャリアコンサルタントとして。

「転職」のお手伝いをするだけではなく、
「移籍」に関わるプロのエージェントになろう。



2011年6月5日日曜日

次世代キャリア白熱教室@上智大学


『組織の名前ではなく、個人の名前で仕事をする時代』


2011年6月1日水曜日、
次世代キャリア白熱教室@上智大学を開催しました!


上智大学以外の学生・卒業生の参加もあり、
こういったテーマについて多様な人の価値観に触れて気づきを
得たいという希望を持っている人が多いことを実感しました。




「はたらき方は今後どのように多様化する可能性があるのか?」
「個人の名前で仕事をするってどういうことなんだろう?」


そんなことを、様々なバックグラウンドを持っている人たち
の意見交換の中で探っていきたい。

そして、人と人がつながることで何かが生まれる
きっかけを創りたいと思いました。


ワールドカフェ形式は初めてで、
当日使う模造紙がなかなか見つからなくて焦りましたが、
無事実施できました。


ワールドカフェってそもそも聞いたことありますか?


初めてこの単語を聞いた時は、
たしかツイッターで何かのイベントを見たのですが、
何のことやら全くわからず。


ただ、言葉の響き的にいろんな国の人が語り合うってこと?

それは興味ある!

と思ったのを憶えています。

インターネットで調べてみたら、
こんな風に書いてありました。



-ワールドカフェとは-
「知識や知恵は、機能的な会議室の中で生まれるのではなく、
人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築く
ことのできる『カフェ』のような空間でこそ創発される」
という考え方に基づいた話し合いの手法です。




次世代キャリア白熱教室@上智大学では以下のテーマを設定。


・組織に依存しないはたらき方って?

・起業に対するイメージは?

・「はたらく」とはどんなことなのか?

・次世代キャリアとはどんなものか?

・グローバル人材ってどんな人なの?


それぞれのテーブルではそのテーマにふさわしい人たちに
ファシリテーターとして意見を掘り下げてもらいました。


●ファシリテーター●

小和田香さん
官民連携「助けあいジャパン」の情報発信本部リーダー

寺脇加恵さん
株式会社BeautyBarクリエイティブディレクター

金谷武明さん
サーチ・エデュケーション・エヴァンジェリスト

岡本俊太郎さん
学生団体adoir代表

新居佳英さん
株式会社I&Gパートナーズ代表取締役

豊田圭一さん
グローバル人材育成コンサルタント


そうそうたるメンバーです。
ただ今回は一方向的に誰かの話を聞くという場ではなく、
双方向で全員が学び、
気づきを得るという場を目指しました。


結果一つのテーブル毎の時間は十分にはとることができず
時間でディスカッションを止めるのがもったいない位、
活発な意見交換が行われていました。


テーブルにおいた模造紙にはキーワードがたくさん。
これを見ながらまだまだ話せそう。




そして、印象に残った一言。


「キャリアって、目の前に延びるレールのように
思ってたけどそうじゃなくて、走って来て振り返った
時に見ることができる轍なんじゃないかな」


自分の意見を堂々と話す大学生の姿。
白熱教室の名前にふさわしい、
イベントになりました。


またワールドカフェやりたい!
最初にイメージしたような、日本人以外の人たちも多く交えて
英語や日本語交えながらやってみたいな。



2011年5月22日日曜日

次世代キャリア白熱教室やります!


白熱教室。


ハーバード白熱教室に続き、
スタンフォード白熱教室を見て思うのは、
コミュニケーションのスタイルについて。


ハーバード白熱教室はいかにも大学の大教室で
一人の教授と向かい合う大勢の学生による一対一の応答。


スタンフォード白熱教室では、
学生同士のやり取りが主で
教授は全体の仕切りと促進役(ファシリテーター)。


それぞれ、
求められるコミュニケーション能力は何だろう?


質問されたことに対して、
簡潔そしてロジカルに答えるスキル。

相手の意見と自分の意見をぶつけ合い、
より良い解を生み出す力。


様々な要素があります。


そんな中で、これから重要度が高まるものって何だろう?


『場に応じて適切な自己開示を行うことができること』


ではないだろうか。


最近自分自身、強く意識していることです。


ブログを書くということももちろん、
フェイスブックやツイッターなど、
自分を表現・開示する機会は急激に増えています。


大切なことは、
自己認知をベースにして目標になる方を向いて、
自分の言葉で語り続けること。


そのことで、
同じ方向を目指す人たちと知り合う機会が
本当に多くなりました。


そして、白熱教室。


知り合った人たちに協力をいただきながら、
『次世代キャリア白熱教室』とも呼べるイベントを
6月1日に上智大学にて開催することになりました。




ワールドカフェというスタイルで、
参加者全員が自分を表現しながら、
違う視点にも触れて
何らかの気づきを持ち帰ってもらうことを目的にしています。


自分にないものをたくさん吸収できるチャンス。
ありのままをちゃんと、自己開示することからはじめよう。



2011年5月9日月曜日

GCDF合格しました!


ゴールデンウィークが過ぎ、
夏を感じる季節になりました。



報告が遅くなりましたが、3月に試験を受けた
というキャリアカウンセラー資格に合格しました!


試験は筆記+カウンセリング実技で構成されていて、
筆記の方はまあまあの手応え、実技は普段仕事でも
やっているのでおそらく大丈夫だろうという感触でした。


改めて、少しGCDF研修を振り返ってみます。


 <プログラム>
  1. 関係構築
  2. キャリアについての理解
  3. キャリアプランニングプロセスの理解
  4. GCDFのコンピテンシーの理解
  5. セルフ・アウェアネスの重要性の理解


大学・大学院で学んだ心理学と、
採用・転職支援の経験を体系立てて学ぶことができ、
引き出しを整理できました。



キャリアという言葉は以下のように定義されています。


『個人が生涯を通じた職業(職業経歴)選択にかかわる
活動・態度と、「働くこと」にまつわる自由時間、
余暇、学習、家族との活動などを含んだ個人の生涯にわたる
生き方(ライフスタイル)のプロセス(過程)』


カウンセリングの中では、
クライアント(相談者)が言ったこと≠伝えたいこと
ということを意識します。


そして、「何について」に「どう感じている」のか?


対象と感情に注目していくことがポイントです。


そして、


  1. 関係構築
  2. アセスメント
  3. 目標設定
  4. 介入
  5. フォローアップ


とう5つのステップで進めていきます。


その手法を転職相談においても意識しています。


自分の中では、目の前の人に似合う色は何かを探すこと
が役割だと解釈しています。


大学院でお世話になった先生から教わったことを思い出します。


「心理学を学んでも人のことはわからない。
 学べば学ぶほど、人は人に謙虚にならなければいけない」


経験を積んでも、資格を取得しても、

謙虚な姿勢で

人を理解しようとすること、教えてもらおうとすることが大切。



最初からベストを目指すよりも、よりベターなものを探し続ける。


その繰り返しで、きっと一番似合う色に辿り着ける。


Keep looking!



2011年4月25日月曜日

目標という名のコンパス


目標設定は大事です。


それは、自分が決めたものだから。
受け身ではなく、自分がなりたい像を決める。


大学院ではリーダーシップやモチベーションの
研究をしていました。


なぜ興味があったかというと、高校・大学とラグビー部
にいて、日々目標を持って練習に取り組むことで
どんどんうまくなる感覚を知っているからです。


ケガをしたり、スランプだった時、
練習前と練習後に日誌をつけて日々できたこと、
次の練習で意識して取り組むことを書き込んでいました。


その時は日々できなかったことができるようになる感覚が
あり、練習が本当に楽しかった。

それは義務でもやらされるものでもなく、
明らかに自分のために練習の時間を活用していました。


部活動でも仕事でも一緒だと思います。

自分で選んだものでも、ずっと続くといつの間にか
当たり前になって、主体的に取り組む感覚が薄れてしまいます。


いわば練習のための練習になってしまう状態。


同じ時間使うのであれば、そこから得られるものを最大にしたい。
だから今の自分と未来の自分をイメージして目標を立てましょう。


目標設定にあたり、意識できるとよい考え方を紹介します。


心理学の動機づけ研究においては、Lockeが
「目標とは、達成に向けてまず行動することであり、活動の対象や、
照準を含む」と定義しました。


Locke & Lathamは目標による遂行および結果へ採用する因果過程を
以下4つの機能から説明しました。


第一に、目標は遂行を方向づける機能を提供する。

第二に、目標は遂行に対して増強機能を持っている。

第三に、目標は遂行の持続性に作用する。

第四に、目標は覚醒や発見、そしてタスクを解決する優れた方略を
    考え出し、それによって、間接的に遂行へ影響する。


具体的に目標を設定する際にはSMARTを意識しましょう。


■ Specific —テーマは具体的か

■ Measurable —定量的に測定できるか

■ Achievable —達成可能か

■ Result-based —成果に基づいているか

■ Time-oriented —タイム・フレームは意識されているか


それがゴールに向けてのコンパスになり、
自分が走りながら加速していく感覚が得られるはずです。



2011年4月10日日曜日

体は外に、心は内に。


「内向きなんかじゃない」

そう思います。


昨日、一昨日と学生と話す機会がありましたが
図らずも連日「世界一周する」という言葉を聞きました。


一人の大学生はもともと国際的な仕事に興味があり、
本当に自分はそれをやりたいのか確かめるために
昨年インドに行ったそうです。


その結果、
「世界をもっと見たい、そして人に伝えたい」
と旅立つことを決意。


世界一周のプランをあるコンテストでプレゼンし、
見事優勝、世界一周航空券を獲得しました。


もう一人はバングラデシュでのボランティアを経験し、
ビジネスとして社会に貢献できる道を模索しています。

就職活動が終わったら、世界一周してその後のビジネス
にも活かしていくんだと話してくれました。


海外への留学生が減っていること=学生が内向き
というのは一つの仮説でしかありません。


世界を知ることは、留学だけが選択肢ではないからです。


海外でのボランティア、バックパッカーなど他の選択肢
を選ぶ人が増えているのかもしれません。


外に出て、自分の内面と向き合う。

そういった内向きのプロセスを経て、また新しい場所を
志向するようになる。


学生の話を聞いていて、ワクワクしながら思いました。


どんどん未知との遭遇を創っていきたい。

それはいつだって、何歳になったって、できる。



2011年3月27日日曜日

今の自分にできること


気温はまだ低いですが、春は近づいています。

少しずつ花が咲いて、街に色が増えてきたようです。
と、皇居の周りを走りながら思いました。


週末の出来事について書きます。


昨日は、GCDFというキャリアカウンセラー資格の
試験(筆記+実技)を受けてきました。

結果はわからないですが、ひとまず試験が終わったので
英語の勉強を再開します。

TOEICのための勉強ではなく、
会話力を高めて結果的にTOEICの点数を上げたい。


今日は、友人のウェディングパーティー。

9年前にパリのユースホステルで出会い、ベルサイユ宮殿に
一緒に行って、日本でも時々会っていました。

機会はどこにあるかわかりません。
でも、旅に出なければ出会えない人たちはたくさんいます。


英会話力を高めること、ソーシャルメディアを中心とした
ITリテラシーを身につけることは
より多くの出会いの機会を最大限活かすためのものです。


ただ、それだけでは足りません。

出会った人に対して、自分には何ができるのか。

何でもいい、記憶に残るに足る存在になっていきたい。


今の自分にできることは何か。


仕事を通じてもっと能力を発揮して、輝こうとする人たち、
もっと活き活きと時間を過ごしたいと努力する人たちがいます。


その目の前にいる人たちを理解すること、
そして目指す場所に到達するために力になりたいと思います。


社会人になってずっと、人材マーケットと向き合ってきました。

特に金融業界の採用や転職の現場に立ち会ってきて
もっと日本の金融を強くしていきたいし、
金融業界ではたらく人たちがもっと活躍できる場所を
切り拓き、創っていきたい。


学生で金融業界への就職を希望している人も多いようです。

キャリアパスや求められるコンピテンシー、転職の事例など、
情報提供することもできると思います。


自分にできること、誰かの役に立てることがあるなら
何でもやっていきたい。

会社でやることだけが仕事ではないと思っています。


実際今、何人かの学生の就職活動の相談にも乗っています。

もし金融業界のキャリアについて知りたい方がいれば
是非連絡を下さい。



2011年3月2日水曜日

新しいカタチ


冬と春がせめぎあっています。


3月になり、季節が変わり行く狭間にあることを実感しますね。

日曜日は春の陽気の中での東京マラソン、
優勝した川内優輝さんの走りが圧巻でした。

仕事は、埼玉県の県立高校事務職員。

もともとの素質はあるにせよ、実業団の選手と比べれば
トレーニングの効率を高めるにも限界があるはずです。


ただ、日本においては珍しいケースですが、
実は世界のスポーツ界ではこういった事例は珍しくありません。

消防士や銀行員が、自分が勤務する先でのチームがなくても
ラグビーのナショナルチーム入りすることは以前からありました。


実はこういったスタイルは、スポーツだけではなく
ビジネスの領域においても今後進むのではないかと思っています。


ある企業に所属している人が、ある分野に突出して
個人ブランドを伸ばしどんどん外に出て行く。

企業などの組織はそういった人材を輩出する
プラットフォームやハブの役割を果たす。


組織の中でのステップアップ、独立起業という選択肢だけでなく
組織にいながらにして外にも活動のフィールドを自ら創造する。


新しい人と組織のカタチが生まれつつあるようです。



2011年2月13日日曜日

捨てる勇気


充実の3連休でした。

東京でも雪が降る中、苗場にスノーボードに行き、
読みたかった本を読み、観たかった映画を観てきました。


自分の中に吸収していく時間を持つことは大切ですね。


読んだのは、『就活エリートの迷走』という本で、
観たのは、『ウォール・ストリート』という映画です。


どちらも仕事とつながるもので、最近興味も仕事から派生する
ものが多くなってきたな、と実感します。


振り返ってみると、就職活動の時に今やっている仕事を
やりたい!と思っていたかというと、正直そうではありません。

ただ、今思えば大学院で学んでいたことも活かすところはあるな、
とか、自分の仕事を掘り下げて深めてみようと
どこかで覚悟をする、ということなんじゃないかなと思います。


やりたいことがわからない、確信が持てないから動き出せない、
どうしていいかわからないという声は就職でも転職でも
よく聞くことですが、とにかく目の前のことに全力で取り組もうと
思える選択と決断ができれば、それでいいのかもしれません。


決断に至るプロセスにおいて、自分で納得できるように、
主体的に選択するという行為を大事にしてもらいたいと思います。

就職でも転職でも動くも決断、留まるも決断です。
何かをするというだけでなく、何もしない、やめる選択もあります。

決断するということは、選択することであり、何かを捨てること。
いい決断をするということは、前向きに何かを捨てることです。



2011年1月16日日曜日

悪魔になるな


寒い日が続いていますね。

今日は映画『ソーシャル・ネットワーク』を観てきました。

これからの人もいると思いますので、中身については触れませんが
新しい価値を世の中に生み出し、広げていくというのは
ワクワクするものだなと感じました。


映画の前にを読むのもいいと思います。


また、今回は日経新聞の春秋の記事を掲載します。

非常に共感できる文章だったので、見逃してしまった就職活動生にも
読んでもらえたら、と思います。


自分の目で、足で、探し続け責任ある選択と決断につなげて欲しい。


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なぜこの企業が上位なのか。
どうしてあの会社の名が見あたらないのか。
就職先の人気ランキングに首をかしげる社会人は少なくあるまい。
商社や銀行が上位を占める調査もあれば、
旅行や化粧品の会社が優位のアンケート結果もある。

就活中の大学生の皆さんに助言しよう。
ランキングなど気にしなくてよい。
調査会社によって結果はかなり異なる。
しかも就職前に抱く会社のイメージと実際に企業社会に出てからの
体感には、大きな違いがある。
就職案内やデータに映る虚像を見破り、社長の言葉や社員の表情から、
企業の素顔に迫って欲しい。

米グーグルのシュミット会長が示した人材活用「10の黄金律」に
「悪魔になるな」という1項目がある。
人間は自分の見方に溺れがちだが、異なる意見に耳を傾け
他者を尊重する環境こそ大事。
組織の長は専制的に判断を下す前に、常に様々な視点を集めるべきだ。
組織をイエスマンだらけにしてはならない—。

当たり前のような話だが、黄金律を実践できる企業はそう多くはない。
個性を伸ばし、より大きな力に高めるために必要なのは、
経営者の構想力と組織の包容力だろう。
人気や知名度ではなく、自分がいきいきと働ける職場を自分の目で
見つけられるか。
そんな独自の眼力がある人材を、企業側もまた求めている。

(2011年1月14日 日本経済新聞 1面 春秋)

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2011年1月10日月曜日

転職は情報戦。


年始第1週、3連休が過ぎ、いよいよエンジン全開です。

土曜日の研修では自分の履歴書・職務経歴書を作成し、
志望企業に対してどのようにアピールするかを
グループでディスカッションしました。


整理する観点は3つ。

・トランスファラブルスキル※次の職場に持って行けるスキル

・志望動機

・自己PR


採用者側の視点を意識して整理します。


・仕事をするにあたってのスキルや知識があるかどうか

・今後のポテンシャル(モチベーションや積極性・熱意など)

・組織風土や周囲の人間関係に適応できるかどうか


一般的にスキルというと、社会人になっての経験から得たもの
が中心になりますが、資格や大学・大学院での研究テーマや
趣味での活動などからも見つけることができます。


自分が身につけたスキルを次の職場で活かし、伸ばしていく
ということを考えると自己分析だけではなく、
やりたい仕事は具体的に何をするのか、どんな企業風土なのか、
そして採用背景は何なのかを押さえる必要があります。


「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」です。



2010年12月15日水曜日

選択と決断


今日は振替休日です。

太陽の光と、澄んだ空気で心身引き締められます。


前回から少し空いてしまいましたが、
12月3日〜5日で韓国に行ってきました。


短い滞在でしたが、韓国の大学生たちと話をしたり、
留学している大学の後輩と再会できたりと、
充実した時間を過ごせました。


今回は、キャリアカウンセリングの際お話する
【Can】【Want】【Must】の三要素を紹介します。


【Can】やれるかどうか

【Want】やりたいかどうか

【Must】やるべきかどうか


特に転職という場合であれば、【Can】の棚卸しから、
【Want】や【Must】との距離やギャップを認識し、
戦略を立てていくことになります。


この考え方については、リンクアンドモチベーション代表の
という本の中で紹介されています。


この本は神戸大学教授の金井壽宏さんと共著であり、
組織やモチベーションについての学問的見方と
ビジネスの現場での見方と両方の視点からの紹介があり、
自分自身、大学・大学院での研究を思い出し、
興味深く読むことができました。


仕事選びに関わらず、人は選択と決断の連続で生きています。

目の前にあるものを選ばない、という選択もあります。

その際に何かの可能性を広げる一方で、何かの可能性は
狭まる、あるいはなくなるということも起きています。


自分が過去どういった選択や決断をしてきたのか、
その理由は何だったのか、そこから判断軸が見えてくると、
過去—現在—未来がつながる感覚が持てるかもしれません。