2012年2月29日水曜日

"Dialogue in the Dark"に学ぶ


4年に一度の2月29日、東京は雪。
振替休日だったので持ち物の整理をした。


「これはもしかしたら今後使うかもしれない」ということよりも、
「これはここ最近使ってなかった」という実績を重視して捨てる。


ここ1年全く触っていない物もあれば、
存在すら知らなかった物もある。


そんなにたくさん物を持たなくてもいいんだなと実感。


持ち物を少なくしたり、
時には目を閉じたりして、
音に耳を澄ませてみよう。


何か忘れていたことを思い出し、
本来の自分に気づくことができる。


先週、ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン代表の
金井真介さんの話を聞いた。


「暗闇では聴覚が変わる。だから『音』という字が入っている」

「暗闇は人を元に戻すメディアであり、内なる声を聞くことができる」

「自分であり続けることをやめてはいけない」


そんな言葉が非常に印象に残った。

普段目で見て、経験に基づき判断している物事が
どれだけ多いことかと反省。

同じようなケースでも、全く同じなんてことはほとんどないのに。


だから新鮮な心で感じて、判断できるように自分で自分を整える。

明日からは3月。春に向けて一日を大切に、謙虚に過ごしていきたい。


「忙しい」と思いがちな心と戦って、自分に言い訳しないように。



2012年2月20日月曜日

10年前と変わらない香港の匂い


香港に初めて行ったのは2002年。


ヨーロッパを旅した帰りだった。

日本以外のアジア。

どんな空気なのかを感じたくて立ち寄った。


やっぱり香港と言えば、
ジャッキー・チェンでしょう。


あとは、海に浮かんだ船のようなレストラン。
(これは今でもあるのかな?)


アジアの中でも進んでいて、
東京とあまり変わらないだろう。

漢字も読めば意味わかるし、
英語通じるからガイドブックなくても何とかなるか。

(実際はヨーロッパ滞在がメインだったので
香港のガイドブックは重くて諦めた。)


そんな気持ちで降り立ったのを思い出す。
実際に市街に出てみると、
建物は新しいもの、
古いものが入り交じり、
洗濯物と看板が突き出して
何となく油っぽいような独特の匂いが立ちこめる。

そんな第一印象だった。



※九龍からの香港夜景(2002年撮影)


それから10年経った2012年。

何を感じたかと言うと、「同じ空気」だった。


何とも説明がつかないけど、
どこの国とも違う匂いがあって、
以前はなかったビルがたくさん建っても、
同じものを感じ取れたことが嬉しかった。



そういえば。

あの大好きな『深夜特急』の始まりは香港なんだよな。

確かマカオでカジノにはまってしまうんだったっけ。
もう一度読み直そう。


これ読んだらバックパッカー行きたくなって
どうしようもなくなるな。


今回の香港はどうだったかと言うと、
ほとんどくいだおれツアー。

東京よりかなり南だから冬でも寒くないだろうと思いきや、
そこはやはり冬。


外は寒いんだけど、
室内は何と冷房がかかっているという不思議世界。


でんこちゃんがいたら相当びっくりするんだろうけど、
知ったこっちゃない。


香港人にとってエアコン(冷房)はなくてはならないもの。

風が止まると空気が淀んで息苦しくなっちゃうらしいから、
それは仕方ない。


あとはお酒を飲むという文化はあまりないようで、
和民はあるものの大戸屋と同じように
ごはんを食べに行く場所として認知されているらしい。


とにかく日本食のお店の多さにはただ驚き。

鍋のシメには出前一丁を投入。

なるほど、日本はすごく愛されている。

これは喜ばしいことだ。

東京にはもちろん素晴らしい個性があるけど、
独特の匂いってあるのかな。


アジアで東京の存在感を高めるために、
香港に学ぶことはたくさんありそう。



※香港のスーパースター(2012年撮影)



2012年2月9日木曜日

求人が増える季節


一年の中で求人が多い時期はいつでしょうか?


景気にも左右されますが、
2月〜3月にかけて中途採用は活発になります。


これは、業界横断的に行ったアンケート結果
によるデータのため業界毎に多少の違いはありますが、
全体の傾向として参考にして下さい。


半期毎の事業計画・人員計画に基づき、
期末にかけて採用を集中的に行うことで、
まとまった人数を同時期に研修する狙いもあるようです。


この時期は、
一年の中でも最も求人が増えるということもあり
転職活動を考えている人にとっては良い時期と言えますが
あくまで自身の状況や目指す方向性に合わせて考えましょう。


活動を進めていく場合に大切なポイントをお伝えしたいと思います。


(1)選考スケジュールの把握と調整

(2)職務経歴書の精度

(3)軸を定めた上での比較検討


個別にそれぞれを説明します。



(1)選考スケジュールの把握と調整

書類選考から内定までに要する期間は
平均1ヶ月半〜2ヶ月程度です。

そのため、
入社時期や退職交渉・引き継ぎに要する期間から
逆算して計画的に準備を進めることが大切です。

また、
中途採用では内定後、
1週間程度で意思回答を求められるため
複数企業に応募する際には
選考日や面接の回数の考慮が必要です。



(2)職務経歴書の精度

新卒採用と異なり、
中途採用では「何ができるか」が問われます。
そのため、
書類選考において自分の経験をどのように伝えるかが
非常に重要になってきます。

「何をしてきたか」と「どのように取り組んだか」
をわかりやすく、
そして
自己PRは応募する企業・職種に合わせて書きましょう。



(3)軸を定めた上での比較検討

転職活動を始めるには様々な理由があるはずです。

自分が大切にしたい価値観は何かを考え、
進むべき方向が見えたら
それが実現できる方向性で
複数の比較検討をしていきましょう。


実際に面接に行ってみたら、
イメージが変わったということも多いため、
偏見や先入観を持たずに知ろうとすることが大事です。


業界動向や会社業績、
給与などホームページで見ることができる
情報だけではなく、
直接職場の雰囲気やそこで仕事をしている人の
表情や言葉を
見て、
聞いて、
感じて欲しいと思います。



【追伸】

昨年は3月に大きな地震がありました。

求人が多い時期、少ない時期ということに関わらず
自分が力を発揮して、
はたらくことに前向きでいきましょう。